昨夜から降り始めた雨が緩急をつけながら昼頃まで降りました。
午後遅くなってから日が差して蒸し暑くなりましたが19度が最高だそうです。
ブログ内検索をしたら前に読んだのは10年前でした。
面白いから読んでみて、と娘が送ってくれたのですが結果はほんとにおもしろかったです。
庭にいるニホンミツバチのところに襲ってくるオオスズメバチが主人公です。
夏ごろからオオスズメバチの帝国は急に勢力を拡大してきます。
その夏に生まれたワーカー(ハタラキバチ)マリアの仕事ぶりや約30日で一生を終えるまでの流れがものすごく引き込まれます。
この本を読んでるとあのものすごく怖い顔つきのオオスズメバチが何だかかわいそうに思えてきて・・・
でも庭のミツバチだけは守りたいので恨みは無いけど補虫網を使ったりしています。
少年と犬
家族が病院で診察が終わるのを待つ間に読んでいました。
面白くて一気読み。
お勧めです。
うちのわんこは16歳目前で逝っちゃったけどこういう本を読むとまた飼いたくなりますね。
雨降りが続いています・・・稲刈りもまだ半分以上残っているのに。
石井桃子さんの「山のトムさん」が群ようこさんの脚本でドラマ化されたのをテレビでは見れずじまい、少し前にレンタルDVDでようやく観ることができました。
本はずいぶん前に書かれたもので終戦直後にとある山村地域で東京から開墾者としてやってきた女性たちが村の人たちに力を貸してもらいながら暮らしを立てて行こうと奮闘している様子が方言を交えて子供の目線で書かれています。
ネズミの被害がどんどんひどくなっていくので困り果てて最終手段としてあまり好きではないネコを飼うことにしたのがお話の始まり。
貰ったのは生まれて間もない赤ちゃんネコ・・・その仔猫は「トム」と名付けられ家族となって一緒に暮らして人も仔猫も山の暮らしに馴染んでいく様が何ともほほえましい。
「クマのプーさん」や「ピーターラビット」のシリーズほかたくさんの翻訳や「ノンちゃん雲に乗る」の執筆などで知られる石井桃子さんが実際に山間部を開墾しながら暮らしていた時の体験をもとに書いたお話だそうですね。
小林聡美さんの映画やドラマが好きなので好みが似ている友人にDVDを観た話をしたら「そのお話の舞台が私たちが暮らしている市内の○○地域だったみたいよ。」
とのことでびっくりしました。
ドラマの撮影は他県で行われたそうですが石井桃子さんが友人たちと木を切り土を起こし、種を蒔き野菜を育てる苦労・・・戦後間もない頃の何も無いところから始める大変さ。
牧場を夢見てがんばりますが資金が足りず、東京と山の村を行き来しながら編集者として働きお金をつくる石井さん。
ドラマでは石井さんを小林聡美さんがさらりと演じています。
久しぶりに本を読み返しましたがドラマのトムさんとリンクしてすっかりトムのファンになりました。
「ノンちゃん牧場」の跡地も機会があったら訪れてみたい場所です。
昨日届いた本の紹介です。
岩手県にお住いの佐香さんが毎年春に出されている植物と庭の情報誌、
「北の国の花っこ」第10号がハーブノートの販売用の棚に並びましたよ。
ひとつの花にこだわったお話や、バラの育て方、岩手、秋田、山形など東北の個人やペンションなどのオープンガーデン情報・・・etc盛りだくさんの内容です。
(小さい声で言いますが 手入れ不足の私の庭やカフェのこと、母の手作りかごなどもガーデン探訪のコーナーで紹介していただきました。)
ゴールデンウィークからあちこちでオープンガーデンが始まります。
ぜひこの本を参考に個性的なプライベートガーデン巡りはいかがでしょうか。
ご連絡をいただけばお取り置きもいたします。
(℡090-5834-5234)
「実りを待つ季節」
「実りの季節」 光野 桃著
同じ世代の方が書かれた本なのですんなり読めました。
東京と田舎の違いはあるし、育った環境もぜんぜん違うけど共感出来るところも多々あって。
今読んでよかったなあと思える本でした。
「とにかくうちに帰ります」 津村 記久子
予期せぬ出来事に困惑しながらも何とか家に帰ろうとする数人の行動と心の内をそれぞれの角度から描かれた内容でちょっとドキドキ。
災害を想定して私もこんな時どうする?と対策をシュミレーションしておかないといざという時に何もできないかも。
昨日のそばかすの少年の姉妹本とでも言いましょうか。
同じ沼地、リンバロストを舞台に、そばかすが無事に任務を終えて沼地を去った後にエルノラという少女の成長の様子を周囲の人々や沼地の植物、生き物、とくに“蛾”の美しさや特徴、種類など生き生きと描かれています。
annさんがおっしゃっているように鳥のおばさんがどちらの本にも出てきて活躍するところもワクワクしますね。
何度読んでもきっと新しい感動が見つかるのでは?
「リンバロストの乙女」
ジーン・ポーター 村岡花子 訳
昼前後がいちばんひどかったです。
どこも被害が最少であるようにと祈るばかりです。
気温も15度までしか上がらずとても寒かったですね。
先月下旬ころ稲刈りなどですごく疲れているのになかなか寝付かれないときがあり、そのときに読んだ本を。
「そばかすの少年」
ジーン・ポーター 村岡花子 訳
ずいぶん前にannさんに教えて頂いて読んだ本。
久しぶりに読んだらおもしろくて一気に読み終えました。
リンバロストの沼地の番人になった片腕の少年の波乱に満ちた物語、沼地の植物や生き物、昆虫など興味深いものがたくさん出て来ます。
それにしても数年前に読んだはずなのにほとんど内容を忘れていて新たな刺激を受けながら読んだと言えば聞こえはいいですが・・・あまりの記憶力のなさに悲しくなりますね^^;
疲れているときは難しいものはやめてわくわくする本を読みましょう♪
気温は24度まで。
「思い出のマーニー」
今、映画製作で話題のタイトルですね。
そういえば前に読んだはずだけど・・・と本棚を探したらありました。
もう8年も前に読んでいました。
内容は記憶の彼方に^^;
景色や植物描写、登場人物の心の描写がきっと惹かれたんだろうなあ。
もう一度読み直してみましょう。
鴨川食堂
気温は13度まで。
夕方から少し冷え込んできました。
昨日の画像ですが。
たぶんチオノドクサの白い花・・・栄養不足からか毎年花が一つずつしか咲きません。
ユキザサの新芽。日増しにぐんぐん伸びてきます・・・今年はずいぶん増えたような。
「鴨川食堂」 柏井 壽 小学館
あっという間に読んでしまいました。
京都にあるという不思議な食堂と探偵事務所。
鴨川親子が営んでいる変わったお店・・・
娘がお客様から依頼を受けたこだわりの「食」を元刑事のお父さんが探し当てて料理を再現してお客様に食べて頂くという。
6話あってそれぞれに依頼人の懐かしい食にまつわるお話に引き込まれてしまいます。
ほんとにあったらぜひ行ってみたいお店。
でも私が探してもらいたいこだわりの食って何だろう・・・?
とくに好き嫌いもないし、かといってこれが一番好きという食べ物も決められない。
うちの子供たちはそれぞれにすごく好きなものがあってその時々によってその子の好きなおかずをよく作ってきたけれど。
何が食べたいかって聞かれても思いつかない、きっと毎日何を作ろうかと悩む側の立場だからなのかな。
ふだん持ち歩くバッグにいつも文庫本を入れているのですが最近ぜんぜん買ったり、借りたりできないので前に読んだ本を本棚から適当に引っ張り出して読んでいます。
買う時に本屋さんでかけてくれるカバーをしたまましまっているので何の本かわからずに開いたらこれでした。
大事な探し物がある人が見つけることができる不思議なコンビニ。
カバーをはずしたらついていた帯のフレーズになるほど・・・と納得^^
「じんわり温めて心の疲れをほぐします 温湿布みたいな本」
たぶん買う時も見たはずなのにすっかり忘れていました。
お店のお客様それぞれの探し物にまつわるお話が5話入っていてあっという間に読み終えてしまいます。
前はいつ読んだのだったか・・・なんとなく覚えていたところもあるしまったく記憶にないところもあるし。
情けない話ですがまあ、新鮮な気持ちで読んで感動できるところが私の特技ということで。
桜の声・・が好きだったなあ。
気温は低めで22度くらいから午後には25度まで上がりました。
少し蒸し暑い感じでしたが大雨にならないだけでもありがたいです。
朝に庭に行ってみたらまだ草木の葉に雫が残っていましたがあちこち蒸れて黒くなっていてかわいそうです。
長い間憧れていたユウスゲに蕾がついていました。
きっと大雨の間あたりに一輪か二輪咲いたのでしょう、しぼんだ花柄がついていました。
花屋さんに取り寄せて貰った苗が早春に届きましたがものすごく貧弱で無事に育てられるかかなり心配でした。
なんとかこうしてつぼみをつけるまでに育ってくれてうれしいです。
ユウスゲという花は名前だけ知っていましたが実際には見たことが無くて、ニッコウキスゲみたいな感じだろうと勝手に思い込んでいました。
数年前に「ゆうすげ村の小さな旅館」 茂市久美子・作/菊池恭子・絵
という子供向けの本を読んでからよけいにユウスゲの本物の花を見てみたいと思うようになりました。
朝に見たつぼみがいつ頃咲くのかなあと夕方行ってみたら、なんと早くも咲いていました。
一重の花ってほんとに展開が早いですね(バラもそうでしたね)。
スゲのように細い葉と茎にやさしいレモン色の花が薄暗くなってきた庭で何とも幻想的(たった一輪だけど・・・)。
ちょっとユリのような淡い香りが魅力的。
秋になったらどこかいい場所を探して地植えしてあげたいものです。
いつか増えて夕方にいっぱい咲いた花をうっとり眺めてみたいなあと思っています。
朝になってからいつもより寒いなあと思っていたら案の定雪が降り出しました。
空気が乾いているためか雪はサラサラしていてどれだけ積もるのかと不安になるほど激しく降りましたが、ごご遅くに止んでくれたのでホッとしました。
積もったのは3センチくらいでしょうかね。
何度か読み返している本
「ごはんのことばかり 100話とちょっと」 よしもとばなな
家で作ってもお店で食べてもごはんについていろんなことを思っているんだなあ・・・って。
私は料理はどちらかというと得意ではないです。
毎日毎日家族のためにほんとは仕方なく作っていると言うのが正直なところ^^;
でもこの本を読んでいると食べることってとても幸せなことなんだってあらためて気づくのです。
いろんな国のいろんな食べ物、ごはんにまつわる人の話。
毎日たべるごはんだからこそ楽しくおいしく食べたいけど、たまには手抜きしたり外食したり。
けさは-6度、日中は3度までしか上がりませんでした。
風が吹かない分だけ楽だったでしょうかね。
きょうは1年のうちで昼がもっとも短い“冬至”でしたね。
カボチャを食べて柚子湯に入って風邪を引かないで過ごしましょうね。
うちはけさカボチャの煮物を作り、お弁当にも入れて夜はカボチャのポタージュにしました^^
柚子湯が楽しみです♪
楽しい本を一冊
「和菓子のアン」坂木 司 著 光文社
カフェにいらしてくださるお客様に教えていただきました。
タイトルに和菓子と付くだけあって表紙一面にお饅頭が並んでいます。
高校を卒業したばかりの杏子ちゃんが進学もせず、かといって親の世話になるばかりではいけないとやっと仕事を見つけた先が東京のデパ地下の和菓子屋さん。
名前がアンズの字がつくからアンちゃんと呼ばれ、お店に来るお客様の謎を同僚たちと解き明かしていく楽しいお話で一気に読んでしまいました。
少し前に読んだ本にも和菓子が出てきていたし、今回も色々知らない和菓子の世界を覗いてみて歴史があるなあと感じました。
そして何よりもアンちゃんの心の言葉が面白い。
若い人のいまどきのせりふがポンポン飛び出してフムフム・・・と。
大変勉強になりました^^
甘い和菓子がちょっと苦手だと思っていた私ですがこの本を読んだら生菓子が食べてみたくなりました。
いやいや、本のせいではなく年のせいかも。
***お知らせ***
cafe HERB NOTE
℡ 090-5834-5234
明日、あさってが年内最後の営業になります。
12月22日(土)、23日(日) 11:00~15:00
どうぞ遊びにいらしてくださいね。
お待ちしています♪
午後から黒い雲が空を覆ってずっと雷鳴が聞こえていました。
雨が降り始めたのは午後6時半頃からでしょうかね。
今もそれほど雨足は強くないですが降っています。大雨洪水警報が県内に出されています。
ほどほどのところで止んでくれるといいのですけど。
少し前にブログのお友達の雅♪さんがDVDで「しあわせのパン」を観て私の小さなカフェを思ってくれたというコメントをしてくださいました。
この映画は確か今年のはじめ頃に映画の予告をテレビでみて観たいなあと思っていたけどいつのまにか忘れてしまって・・・雅♪さんのおかげで観る事ができました。
レンタルで観た後本も読んでしまいました。
北海道の洞爺湖近くの月浦でカフェを営む若い夫婦とそこを訪れるお客様のみなそれぞれに違ったドラマが語られます。
映像からはカフェの大きな窓から見える素敵な眺めやカフェのシンプルな造りとリネンやコットンの清潔でナチュラルなエプロンや洋服など本では感じられない視覚からの刺激が。
水嶋君が焼く天然酵母のカンパーニュ、そのほか色々なパンもとてもおいしそうだったし、
りえさんが淹れる深入りコーヒーも飲んでみたい・・・(結局は食い気?)
本では映像ではわからなかった細かな事情や心の動き、情景の細やかな描写がよく伝わりました。
本の最後のページにはりえさんがずっと大事にしていた絵本「月とマーニ」が付いています。
絵本の方もとてもいいお話でジーンときました。
秋に近づいて夜の時間が長くなってきます。
映画が先か本が先か・・・それはご自由に(両方鑑賞することをお勧め)。
どちらも淡々と語られるので疲れずに観たり読んだりがあっという間ですよ。
なんだかほっとするストーリーでした。
雅♪さんありがとうございました。
それからもうひとつ
少し前に読んだ本を
あの「食堂かたつむり」を書いた小川 糸さんの「つるかめ助産院」
沖縄の離島のような場所を舞台に東京からやってきた若い妊婦のまりあさんと助産師のかめこ先生を中心に島の人たちが織り成す感動のドラマ。
実はこれ先週からN〇K総合で全8回シリーズでドラマが始まりました。
私は本を読んだ後忘れていましたが夫がテレビのチャンネルを変えてふと気がついた次第です。
1回目の最後の方だけみたので再放送でみました。
今夜10時から2回目の放送があります。
やはり本とは多少設定が変わっていますが見る価値あり、と楽しみにしています。
みなさんもよかったら見てみてはいかがでしょうか。
けさは-7度、一日曇りで雪は降りませんでしたが気温は1度までしか上がりませんでした。
関東は朝から雪が降って大混乱していましたね。
事故やけが人など大したことがないといいのですが。
庭の入り口に取り付けている木箱(ポストのつもり)なのですが中を覗くとコアシナガバチがじっとして越冬中。
昨年庭で巣を作った蜂たちでしょうかね。
10月5日にはこの中に2匹しかいなかったのですがいつの間にか増えていました。
春までもう少し、なんとかがんばってほしいですね。
庭でまた子育てをして虫を退治してほしいものです。
この蜂たちを見て思い出した本を紹介しますね。
昨年秋に娘が面白かったから読んでみてと送ってくれた本。
タイトルだけではわかりませんがじつはこれオオスズメバチの一生を物語風に描写した話なのですが、これがまたものすごく面白いです。
オオスズメバチってすごく怖いイメージなのでならばお近づきになりたくないですよね。
ミツバチや人間を襲ったりとか・・・顔つきも凶暴そうだし。
なのでオオスズメバチの生態を知ろうとしたことも無かったんです。
この本はオオスズメバチのわずか30日間の一生を劇的に描いています。
オオスズメバチの帝国の戦士として生まれ、姉たちに育てられたマリアが妹たちを育てるために、あるいは帝国を大きくするために狩りをする様子やほかの蜂や虫たちとの確執。
本能と姉妹の教えのままに自分の一生に何の疑問も持たずに「疾風のマリア」と呼ばれて誰よりもたくさんの獲物を狩りするマリアの働きっぷり、ふとしたことからその生き方に疑問が・・・
やがて迎える帝国の滅亡。
たった30日しか無い命を力の限り生きたマリアの物語。
物語としてはもちろん面白かったけどそれ以上にオオスズメバチのことを調べつくした筆者がすごいなあと思いました。
私ではうまくお伝えできないので興味を持たれた方はぜひお読みになってください^^
ちょっとスズメバチに対する見方が変わるかも。