きょうも一日曇りの肌寒い日でした。蒸し暑いよりはいいかもしれませんが太陽の光が恋しくなってきました。
時間がなくて庭を見に行けそうもなかったので出がけに自宅に置いている鉢植えの花を写してみました。
これは去年の春に買ったもので、ペラルゴニウム・レニフォルメというネームが付いていました。いいなあと思って通販で取り寄せたものなので詳しい事はわかりませんが、このような花を咲かせるタイプが何種かあるらしいです。
花が咲いていないときでも丸くてスベスベしたシルバーグリーンの葉もかわいいので気に入っています。冬越しが心配でしたが何とか無事に咲いてくれました。
バラもハーブもほとんど終わって草に埋もれた庭を眺めながらゆっくり春から初夏の事を思い返しています。
実家やうちの庭にあるカキネバラのほかに今年は思いがけず色々な所でカキネバラに出会うことができて感激しましたが最初に見たのはキングを持って来てくれた友人のバラの枝でした。
以前からキングが咲いたら見せてね、と頼んでいたので夕方届けてくれたのでした。花が付いた枝が何本かありましたがその中にキングとは違う花色のバラが入っていました。私はそのバラがカキネバラだとわかった瞬間に興奮してしまいました。彼女に聞いてもキングのことしか言わないので変だなとは思いましたが私もそれ以上は聞きませんでした。
この間、彼女からキングとカキネバラをもらって植えたという押し花をしている方に偶然会ったので少し話したのですがやはりキングをあげるからと言って2種類の枝を持って来てくれたそうです。2人で話していてお互いに、彼女はキングとカキネバラを同じものだと思っていたのではないかという話で意見が一致しました。押し花の方も私に彼女はたぶん気が付いていないと思うよ、と言ったのでした。
良く見ると花色や葉の様子なども違うのですが、彼女が貰ったときに同じバラだと言われてもらったのだとしたら気がつかないかも知れません。
彼女にバラをくれたおじいさんは花をたくさん植えていて近くの道路の路肩に見事に咲かせていたり、地域の花一杯運動でボランティアをしていたりと活躍されている方です。この間お邪魔してお話したときはいいなと思った花や木を買って挿し木でたくさん増やしてあちこちに植えているということでした。
あまり名前などは覚えられないし気にしていないということでした。
キングのことをお聞きしたときも3~40年前に仕事で行った先の家で枝をもらって挿し木で咲かせてそれ以来引っ越しても持ってきたという事で家の前の道路に何本も咲かせていました。手入れが大変なので去年根元からみんな切ってしまったとの事で1メートルくらいで花をつけていました。
こうして考えてみるとこのおじいさんもキングとカキネバラをもらって挿し木で咲かせていたのではないかな、カキネバラは枯れてしまってキングだけ残ったのではないかな、ということです(友人は4,5年前に貰ったそうで、キングという名前はあとから別の人に教えてもらったのだそうです)。
友人の家で咲いているキングとカキネバラは枝をもらっただけでまだ木そのものを見ていないのでいつか見せてもらいたいと思っています。
本当の事はわかりませんがあのおじいさんがキングと一緒に貰ったのだとしたら、今までと違う町にもあったことになります。
昔は売られていたバラなのか、枝を分け合ってあちこちに増えていったバラなのかわからない事だらけのバラですね。