けさは-3度、日中は日差しはあったもののつめたい風が吹き荒れ3度までしか上がらず寒かったです。
以前近くで見つけたスレート屋根の家を記事にしたことがありました。
こちら
それ以降、町の中でスレートを使った屋根の家を見てみたいものだと何となく思い続けていました。
義父母に聞いてみたら昔はこの町にもスレート職人がいたそうなんです。
しだいに瓦やトタン屋根が普及してきたので加工に手のかかるスレートを使った屋根は建て替えとともに減って行ったらしいですね。
それでもどこかにあるかもしれないと密かに探索していました。
宮城県にはスレートに使われる粘板岩が産出される地域が数箇所あったそうです。
それもそれほど遠くない地域にも産出されていたのでスレート屋根の家はずいぶんあったに違いないと思いました。
ずいぶん家が建て替えられてしまって古い家というのは町中ではなかなかみられませんね。
ついに何とか見つけましたよ。

一瞬車で通り過ぎてしまうところでした。
おうちの方に声をかけて写させてもらいました。

ほら、間違いなくスレートです。
屋根の下は土壁でした。

きれいですね。

建ててから60年近く経っているそうです。
「もう私たちでこの家は終わりだから。」とおばあちゃんは言っていましたが。
そして2軒目。

2階部分です、かっこいいでしょう。

こちらは100年くらい経っているかも、とのことでした。
そしてこのお宅のお隣にもスレートの屋根があることを教えていただきました。
3軒目。

表は事務所として貸しているので奥はちらっと見えるだけ。

道路を少し下って後ろ側を見てみるとちゃんとスレートの屋根になっていました。
いつかこのお宅にお邪魔してお話を聞いてみたいものです。
隣市には現役のスレート職人が一人だけいるそうです、88歳ですって。
お尋ねしてお話をしてみたいなあと思います。
昭和52年に東京駅の屋根のふき替えをしたひとの一人だそうですよ。
この方の住む町にはスレート屋根の建物がたくさん残っているのかもしれません。
「スレート屋根は芸術」とおっしゃっているそうです。
すべすべしたスレートに触ってみたいな。