庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

草木染め

2007年07月08日 | 手作り
今日も一日良い天気、午前はかなり暑かったですが湿度が低めだったのでそれほど苦痛ではありませんでした。
昨日は家事や来客、親戚の亡くなったおばあちゃんへお線香をあげに行ったりと忙しかったので庭へは行けませんでした。
今日は特に用事がなかったので久しぶりに庭を巡ってみましたがあまりにも荒れ果てて悲しくなりました。雨続きで雑草が伸びたり、枯れたハーブや咲き終えた花柄などで目も当てられません。倒れた所は蒸れて腐っています。
あまりの暑さに草取りをする気にもなれませんでした。

ふと見るとダイヤーズ・グリーンウィード(ヒトツバエニシダ)というハーブが黄色い花を咲かせています。これは学名がGenista tinctoriaとなっていて染色に使われます。英名のダイヤーズというのも染め職人のことですね。
何年か前に染めた事がありましたが今日も何となく染めてみたくなりました。
花がすぐ終わるので早く染めないと使えなくなります。



エニシダとちょっと似ていますがこちらは細い葉が一枚ずつしか付いていません。
昔、種を買って育てたものです。花部分だけ使うと黄色い染料が取れますが集めるのが大変なので枝葉、花を小さく切って使います。

10時過ぎから煮出して染液をとり、染色したり、媒染、染色を繰り返して終わったのは夕方4時半でした。待ち時間に苗の鉢増しをしたり虫退治をしたり、あっという間の時間でした。



草木染めでは木綿はシルクやウールよりは染まりがかなり悪いですが手軽で身近に使えるので良く使います。オーガニックコットンのミニタオルとコースターを染めました。実際とちょっと色合いが違って写っていますが、クリーム色はみょうばんで媒染したもの、グレーに見えるのはほんとはモスグリーンですが鉄媒染したものです。優しい色合いでどの色も好きです。




御巫さんとバラを野ばらの小道を歩きながら何故か陽殖園の話になったとき、私がクロスグリ(ブラックカーラント)を探していて陽殖園を見つけた話をしたらクロスグリの事を教えてくださいました。
最近知り合いのソムリエからクロスグリの苗を探して欲しいと頼まれたそうです。
クロスグリの新芽をつぶした匂い(香り)がソムリエにとって重要な香りなのだそうです。苗を探してあげたということでした。
クロスグリは実だけでなく葉も香りがしますが、新芽を潰したらどんな香りなのでしょう。きょう見たら芽の先も固くなって潰せませんでした。春先に試さないとダメですね。
この実は生ではすごく酸っぱいですがジャムにしたり、果実酒にするととても香りが良くて色もきれいです。イタリア語でカシスというのだそうですね。
果実酒にしたものを炭酸で割って飲むとおいしいですね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 花鳥渓谷のバラ | トップ | ロサ・スピノシッシマ・アル... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

手作り」カテゴリの最新記事