国際民間団体・オックスファムは、世界の裕福な上位8人が持つ資産の合計が、貧しい生活を送る世界の半数分(36億人分)に匹敵するとの報告書をまとめた。
格差は社会に亀裂をつくり、民主主義を脅かすと警告し、経済の仕組みを根本的に改めるよう訴えている。
報告書によると、裕福な8人の資産は計約4260億ドル(約49兆円)に上る。
1988年から2011年にかけて、最も貧しい下位1割の人らの収入増は平均で年3ドル(約350円)にも満たなかったという。
報告書は大富豪や大企業が、税金や賃金の支払いを抑えようとすることが格差拡大につながっていると分析。各国が、課税逃れの阻止と法人税の引き下げ競争の回避に協力し、適正な賃金が支払われる環境を作るべきだと指摘している。
格差は社会に亀裂をつくり、民主主義を脅かすと警告し、経済の仕組みを根本的に改めるよう訴えている。
報告書によると、裕福な8人の資産は計約4260億ドル(約49兆円)に上る。
1988年から2011年にかけて、最も貧しい下位1割の人らの収入増は平均で年3ドル(約350円)にも満たなかったという。
報告書は大富豪や大企業が、税金や賃金の支払いを抑えようとすることが格差拡大につながっていると分析。各国が、課税逃れの阻止と法人税の引き下げ競争の回避に協力し、適正な賃金が支払われる環境を作るべきだと指摘している。