日本の子どもの自殺が昨年、過去最悪を記録したとの報道をめぐり、中国のネット上でも議論が行われている。
中国メディアの三聯生活週刊は2日、読売新聞の報道を引用。それによると、厚生労働省などの統計で、2022年の小中高校の児童・生徒の自殺者が512人に上り、20年(499人)を超えて過去最多だったことが分かった。
内訳は小学生が17人、中学生が143人、高校生が352人。高校生は男子が207人(前年比38人増)を占めた。月別では6月、9月、3月の順に多かった。厚生労働省は若者の自殺の理由について「学業不振」「進路に関する悩み」「入試に関する悩み」の順に多かったとしている。
この報道に、中国のネットユーザーからは「まず自分たちを見てから他人のことを言おうじゃないか」「中国のデータも公開してほしい」「中国の若者の自殺率は世界1位だろうな」「このデータはごまかしていないはず。日本のメディアは社会的な責任感がある」「日本は少なくともこうした層に関心を向けているが、国内はどうか」といったコメントが寄せられた。
また、2019年のWHO(世界保健機関)のデータを基に「日本の10万人当たりの自殺者は約15人、中国は約8人だ」とのコメントもあったが、「中国で正確な統計が取られていると思うのか?農村で毎年報告されていない自殺がどれほどあるか」といった返信も付いている。(翻訳・編集/北田)
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