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失敗したときの言い訳の効用

2006-12-12 | Weblog
06/9・5海保 9月20日締切
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30文字133行で4000文字  この書式で23行で6p
「リスクマネジメント TODAY]11月号特集「言い訳のすすめ;
失敗学再入門」
「失敗の言い訳の効用」 東京成徳大学人文学部 海保博之
● はじめに
失敗には言い訳はつきもの。しかし、一般には、言い訳はいけないこととされ、非難、叱責される。本稿では、言い訳にも理も利もあることを述べてみたいのだが、すべての言い訳に理と利があるわけではない。どんな言い訳なら理と利があるのか、それを組織としていかに活かすかを考えてみたい。
● 失敗即罰はだめ
 失敗に厳しいのは、とりわけ安全、信頼が第一の現場では、当然のことである。だからといって、その厳しさが「即、罰」となってしまうのは、好ましい対応ではない。罰は、失敗隠しをさせるし、
仕事を萎縮させるし、失敗の結果だけに関心を向けさせてしまいがちだらからである。
では失敗したらどうするか。敏速な事後対策に一致協力して取り組むことが先決であるが、それが一段落ついたところで、失敗にかかわる人々の「言い訳会議」をおこなって、なぜそんなことが起こってしまったのかを分析してみる。うまくいけば、それは、失敗の原因追及ムム責任追及ではない!!--の会議、さらには、失敗の未然防止対策の会議にもなることが期待できる。