●記憶情報の書き換え(editing of memory)
過去の記憶を思い出すときに行なわれる記憶情報は微妙に編集・歪曲されることがしばしばあるが、D.シャクターによると、それには5種類あるとされる。「調和的編集」は、現在の自分の考えや感情と調和するように思い出すこと。「変化編集」は、自分が変化した方向にふさわしいように思い出すこと。「後智恵編集」は、結果がわってしまった今にふさわしいように過去を思い出すこと。「利己的編集」は、自分に都合のいいように思い出すこと。「ステレオタイプ編集」は、世間一般の考えに合わせて思い出すこと。