一般に人と物とのかかわりには、多彩な動作が関与している。たとえば、手の動作だけでも、
「さわる 握る つかむ ひねる 取る
つまむ はがす ちぎる 押す/引く 回す」
いずれも、一定以上の力が必要である。
高齢者の入口にきている筆者にとって、今一番の悩みは、ちぎったりはがしたりすることができない商品が多いことである。明らかにそうした力が低下しているためである。
生活用具の使用には、こうした身体的な力のほかに、一定の習熟や器用さが要求されるものがかなりある。それが、使えない/使えるを分けることがある。
生活用具は、子供から老人まで、あるいは、健常者から障害者まで、幅広い層が使う。普通の成人の力や習熟・器用さを想定した設計では、高齢者や子供や障害者では使えないことがある。力や習熟・器用さに関するバリアーフリーが求められが、安全性とのトレードオフもあり、難しいところもある。幼児が簡単にはがせるナイフのパッケージでは事故が起こってしまう。
「さわる 握る つかむ ひねる 取る
つまむ はがす ちぎる 押す/引く 回す」
いずれも、一定以上の力が必要である。
高齢者の入口にきている筆者にとって、今一番の悩みは、ちぎったりはがしたりすることができない商品が多いことである。明らかにそうした力が低下しているためである。
生活用具の使用には、こうした身体的な力のほかに、一定の習熟や器用さが要求されるものがかなりある。それが、使えない/使えるを分けることがある。
生活用具は、子供から老人まで、あるいは、健常者から障害者まで、幅広い層が使う。普通の成人の力や習熟・器用さを想定した設計では、高齢者や子供や障害者では使えないことがある。力や習熟・器用さに関するバリアーフリーが求められが、安全性とのトレードオフもあり、難しいところもある。幼児が簡単にはがせるナイフのパッケージでは事故が起こってしまう。