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幸福感――気持ちを元気にするキーワード

2013-01-01 | ポジティブ心理学
「安全衛生の広場」ちゅうさいぼう 連載ずみ

「心を元気にするキーワード」第1回
幸福感――気持ちを元気にするキーワード

「幸せだと思い込むことが幸せなること」

● 幸福感をもたらすもの
いきなりですが、「今、あなたは幸福ですか。非常に不幸を1、非常に
幸福を5として、5段階で答えてください」と言われたら、あなたはどう答えますか。
 自分なら、「4くらい(まー幸せなほうだと思う)」と答えます。
 幸福感についてのこうした判断をもたらす背景にある感情は、
「楽しい、明るい、リラックス、前向き、楽観、元気」
といった言葉で表現できる、ポジティブな感情だと思います。
 こうしたポジティブな感情は、どこから生まれてくるのでしょうか。
 一つは、心の中からです。「幸福(感)は心の持ち方次第」です。
 もう一つは、外からです。「幸せをもたらす自分の周りの環境」ですね。
あえて2つにわけてみたのは、劣悪な環境におかれてもなお幸福と感じるようなケース、あるいは逆に、どれほど恵まれているかのように見えても幸福感が低いケースがいくらでもあるからです。(なお、最近、国力をGDP(経済指標)だけではなく、幸福度(人権や教育などの指標)も加えるべきとの議論や試みがあります。)
ここでは、どのような心の持ち方をすれば、幸福感を高めることができるかを考えてみたいと思います。
 
●幸福感を高める心の持ち方
①性格を変える
「明朗、外向的、活動的、楽観的、感情安定、受容的、寛容」
といったような言葉で表現できる、いわば、ポジティブな性格に変えていくのです。性格を変えると考えるときつくみえますが、性格を反映する日常的な人前での「振る舞い」を変えると考えれば、できないことではありません。
人と一緒にするスポーツが、こうした振舞いの習慣づくりに効果的です。
②考え方のくせ(思考習慣)を変える
思考は、自分の意志的なコントロールができますので、それほど難しいことではありません。
 たとえば、友達を飲みに誘った。でも断わられた。そのとき、あなたは、どのように考えますか。どのような気持ちになりますか。
「せっかく誘ってやったのにことわるなんて」と思えば、気持ちは攻撃的になり幸福感とはほど遠いものになります。
でも、「何か都合があったのだろう」と考えれば、気持ち穏やか、さらに「ではまた、都合のよさそうなときに誘ってみよう」と考えられるなら、ポジティブ感情を抱くことができます。
あるいは、こんな言い換えも効果的です。
「この仕事、面倒だなー」――>「この仕事、難しいそうだが、おもしろそうだ」
「もうこれしかない」――>「まだ、これだけ残っている」
「神経質」--→「あれこれ気遣いができる」
「頭は良くない」――>「でも、性格は良い」
③目標を持って生きる
目標を持って前向きに生きている人は、幸福感が高くなります。目標に少しずつ近づくことがわかれば、そして結果として目標に到達できれば、自分にご褒美をとなり、幸福感は最高レベルに達します。
「身の丈にあった」目標を、長期、中期、短期と整合性のあるように設定することです。そして、節目、節目で、目標設定とその内容をそれで良いのかどうかを点検しながら、それに近づく努力をしているか、していれば自分をほめながら、さらなる努力をすることになります。そこで、それなりの幸福感を味わえることになります。



養護教諭のコミュニケーション」評判

2013-01-01 | わかりやすい表現
amazonより
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 多角的視点から子供たちへのコミュニケーション力を高めるのに役立つ本です。, 2012/4/2
By venta - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 養護教諭のコミュニケーション―子どもへの対応、保護者・教師間連携のポイント (単行本)
タイトルは養護教員と書かれていますが、全般的にコミュニケーション力を高めるのに良い本だと感じました。
学生時代の「保健室の先生」がとても優しく接してくれた思い出を思い出しました。
この本は、保健室の先生が、どのように生徒に目線を落として、どのような考えで接しているのかがわかりる側面があります。
そのため、全般的な教員職や小児科の看護師さんなど全ての子供たちに関わる職業、または子供たちの気持ちを少しでも考えようとする人たちにも役に立つ本だと思いました。
自分の言いたい事をどのように伝えればいいか?、自分の言っていることは本当に正しいのか?、押し付けていないか?など多面的な視点から考えているので、何度でも読める本だと思います。
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5つ星のうち 5.0 連携担当者 必見, 2012/12/31
By suzuiwana - レビューをすべて見る
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: 養護教諭のコミュニケーション―子どもへの対応、保護者・教師間連携のポイント (単行本)
関係機関担当者との連携のポイントがとても詳しく分かりやすく述べられている。連携を仕事とする職種の方は養護教諭にこだわらず大変参考になります。校内支援の担当者必見です。