役割行動
(role behavior)
人はある役割、とりわけ、権威や権力を発揮できる役割を与えられると、自分の意に反してまで、その役割にふさわしい行動をする傾向がある。
通称アイヒマン実験では、教師役の人が相手の苦痛を無視してまで過度の電気ショックを与え続けた。また模擬監獄実験では、看守役と囚人役を割り振られた人は、しだいにその役割にふさわしい行動をとるようになった。
いずれも、実験という仮想場面であることを承知していながら、過剰なまでに期待される役割行動をしてしまっているところに怖さがある。
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