権威主義の正体」スポーツ不祥事をひも解くヒントを提供してくれるかもしれない本
2018-08-14 | 健康・スポーツ心理学
| 権威主義の正体 (PHP新書) |
クリエーター情報なし |
PHP研究所 |
内容紹介
学歴主義から左翼思想、悪しき競争原理まで、組織にはびこる「権威主義」の正体とは。社会心理学をベースに同調、服従の構造を読み解く。
部下を頭ごなしに怒鳴りつける上司、“鶴の一声”で全てが決まってしまう会社、正義をふりかざし世論を誘導するマスコミ――。それらの背後にひそむ権威主義を社会心理学の立場から徹底解剖する。
まず、その研究の発端であるホロコーストを検証。同調や服従はいかに増幅され、ナチスの暴走を許したのか。カリスマ、教条、集団ナルシズムなど権威主義を支える条件を見極める。
「権威」とは技能や知識の格段に優れた人が自然に発する光のことであるが、「権威主義」は、本来的な権威のない人が無理に発しようとする圧迫感のことである、と説く。そして、身近にいる権威主義的人物の特徴を分析。「偉人の言葉を引用する人」「役割を過剰に演技する人」「好き嫌いで人を評価する人」「清濁併せ呑めぬ人」…。あなたの上司、あなた自身は大丈夫か? 組織のあり方を真摯に考える人のための一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
部下を頭ごなしに怒鳴りつける上司、“鶴の一声”で全てが決まってしまう会社、正義をふりかざし世論を誘導するマスコミ―。それらの背後にひそむ権威主義を社会心理学の立場から徹底解剖。まず、その研究の発端であるホロコーストを検証する。同調や服従はいかに増幅され、ナチスの暴走を許したのか。カリスマ、教条、集団ナルシズムなど権威主義を支える条件を見極める。さらに、身近にいる権威主義的人物の特徴を分析。あなたの職場、あなた自身は大丈夫か?組織のあり方を真摯に考える人のための一冊。
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ふと思い出して、書斎の本棚を探してみたら、見つかった。
本から引用してみる。
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権威とは、特定分野での技能や知識の各段にすぐれた人が自然に発する光のこと。
権威主義とは、本来的な権威のない人が、権威あるふりをして
光を発しようとしたり、自分自身に権威のない人が、
権威者の威を借りて光ではなく圧迫感を発しようするときに発生する。
いったん成立した権威主義は、自己増殖を始める。
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今回のボクシング協会会長辞任問題はじめ、諸スキャンダル、パワハラ問題
などのスポーツ不祥事の発生の心理学的背景を解きほごす鍵となる概念だと思う。