心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

研究室には出てきたものの

2007-01-24 | Weblog
まだからだがふらふらという感じ
歩くのが億劫
高齢者にとって、寝込むのは禁物
一気に体力が落ちるのがわかる
回復には3倍くらいのコストがかかりそう

アクセシビリティ

2007-01-24 | わかりやすい表現
海保博之
01/7/12
2001年TCシンポ会長挨拶

●なんやねん「このテーマ」は?
 毎年、統一テーマを「勝手に」解題して、会長あいさつの代わりにさせていただいている。
 しかし、今年のテーマにはまいった。まさに、なんやねんアクセシビリティである。ほとんど何も頭に浮かんでこないのである。お恥ずかしい限りである。
 しかたがないので、とりあえず、「アクセシビリティ」にあれこれアクセスしているうちに、ようやくテーマの重要性や仕掛けがみえてきて、解題のためのヒントを得ることができた。的外れの解題になっていないことを切に切に祈りながら一言。

●すべての人々が平等に平易に使えるようにする
 アクセシビリティのこの定義にふれたとたん頭に浮かんできたのが、マーケティングの鉄則「顧客対象を絞れ」であった。
 たとえば、視覚障害者のためのマニュアルを想定したらどうなるのか。ちょっと考えただけでもぞくぞくするよう課題がわき出てくる。点字や音声では極めて困難なこと、、たとえば、組み立てやポインティングや動作の指示はどうするかなどなど。
 
●絞ることが拡げること
 そして、実はそこまでは自分の頭は回らないのだが、こうした課題の解決および解決過程での努力と工夫は、「絞った対象」を越えた対象にまで波及効果をもたらすはずである。 
 それがどれほどのものになるかは、「可能にすること」(seeds対応?)そして「ひきつけること」(needs対応?)を、絞った対象に限定してどれほど徹底して考えたかによって決まってくるのであろう。
 「絞ることが拡げることになる」、このマーケティングのパラドックス。TC協会および会員諸氏の挑戦すべき課題はつきない。

はたのかんじ

2007-01-23 | 認知心理学

●はたのかんじ(波多野完治)
児童・教育心理学者。東京都生まれ、東京帝国大学卒、お茶の水女子大学学長。児童心理、視聴覚教育、言語教育の分野で、以後の発達・教育研究の里程標ともなる数々の業績を残した。ピアジェの紹介者でもある。著「児童心性論」など。(1905~2001)


点滴という手があった!!

2007-01-23 | Weblog
ようやく回復した
回復して気がついた
食べるものもままならないような時には
点滴という手があることを。
2日ぶりに今朝、まともな朝食をとったが
まだ胃がむかつく
かなりしつこい

食中毒は記憶にある限り2度目
一度は、池袋の定食屋のさんまだったと思う

やっと生き返った!!

2007-01-23 | 心の体験的日記
結局、48時間かかってしまった
この間、食べたのは(食べられたのは)
おかゆ2杯
あとは水物だけ
これでは、体力のない人は、危ない。

なお、我が家では家内は24時間で回復した。
ノロウイルスからの回復期間は体力のバロメーター!?

写真 成田山

ノロ・ウイルスにやられた!!

2007-01-22 | Weblog
日曜日から月曜にかけて、
ふとんとトイレの往復
それも家内とともに
食事はうけつけず、出るのは水ばかり
原因ははっきりしないが、しめさばか海草サラダだろうなー

いやーまいった。潜伏時間24時間、下痢期間24時間とインターネットにあるが
ぴったり。

馬鹿だねー、

2007-01-22 | 心の体験的日記
日本全国、馬鹿だらけ、って感じだね。
商売をやっていれれば、本当のところはわかるだろうにねー。
どうしようもないね。日本社会に絶望したくなるね


テレビ番組「発掘!あるある大事典2」が放送した「納豆ダイエット」の内容ねつ造を、制作した関西テレビ(大阪市北区)が認めて一夜明けた21日、大生産地の茨城県の納豆製造業者には早速発注取り消しの電話が入り、業者が頭を抱えている。増産態勢をとっていた業者は「このままでは廃棄処分が出るかもしれない」と話す。(毎日新聞より)

2日酔い?

2007-01-21 | 心の体験的日記
昨日、昼間、成田山往復4時間のドライブ
かえてきて
それから、350ミリ缶と100ミリ缶
さらに、カップ先150ミリくらい?を飲んだ。
それほど酔ったとは思わなかったが、朝、起きたら
頭が痛い、下痢、のどの乾きに悩まされる。
あきらかに2日酔いの3代兆候。
たった、これだけの量で2日酔いとは恐れ入った

写真、なつかしのつくばニューフォロンティアホテル
   水泳プールに一家で通った。まったく変わりなし。

つくば男性がんばれ!!

2007-01-20 | 心の体験的日記
最近の「30独女」たちのねらい目は、茨城県のつくば市内の研究機関で働く独身男性エンジニア「つくば系」(07年1月10日の記事「2007年はつくば系男子を狙え」)なのだそう。地味でまじめで恋愛にウブ、でもエリート特有のおごりは少ない。そんな夢を抱ける「つくば系」は、彼女たちにとって理想の結婚相手で、都内近郊の独身女性向けに「つくばお見合いツアー」が開催されているらしい。(excite news 07/1/20より)

本当かねー?!
もう一度、つくばに戻りたいよ!!

ヒューマンエラーを事故につなげないための

2007-01-20 | ヒューマンエラー
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30字 117行 3500字
01/10/14海保

リレー連載;「健康と安全」中央労働災害防止協会
ヒューマンエラーを事故につなげないための
心理安全工学
    筑波大学心理学系 海保博之

●連載にあたり
 前半の6回の連載では、「心の管理不全」を鍵概念として、心を十全に管理できないために起こるHEに焦点をあてて、それを事故につなげないための方策を提案してみる。題して、心理安全工学。後半の6回(リレー連載)は、業種別に、現場で工夫されている事故防止策の数々を心に焦点を当てて紹介していただく。
 前半6回の概要は次の通りである。
●第1回 心の管理不全と心理安全工学
 我々は自分で自分の頭の働きを知るメタ認知機能を持っている。そのおかげで、自分で自分の頭の働きや行動をコントロールできる。ただし、いつもそれが完璧に機能しているわけではない。その隙をつくかのようにして、事故が起こる。心の管理不全を、メタ認知の機能自己管理不全、および人の心への認識不足による外部管理不全との関係で考えてみる。
●第2回 知覚管理不全と心理安全工学 
 物を見たり聞いたりといった知覚機能はほとんど自動的に働いている。それだけに意識的に自己管理するのは難しい。しかし、見誤り、聞き違いといった知覚機能に由来する事故は少なくない。ここでは、人の知覚特性に配慮した外部の環境設計が重要となる。
●第3回 記憶管理不全と心理安全工学
 人は膨大な知識を記憶している。その知識の取り込み、貯蔵、運用の不全がエラー、事故につながることがある。頭の中の知識の適切な自己管理も大事であるが、外にある知識の管理も忘れてはならない。頭の内外で知識が適切に管理されていないと、エラー、事故が発生する。知識管理の適切さが問われる。
●第4回 思考管理不全と心理安全工学
 人間の最も高次の知的活動である思考には、コンピュータのような厳格で信頼性の高い側面もある一方では、独断、偏見、思い込みなどなど「高次」とはほど遠い側面もある。後者はとりわけ、エラー、事故に深く関係している。高次であるだけに、意識的な自己管理が可能な領域である。
●第5回 注意管理不全と心理安全工学
 注意不足とエラー、事故との関係はよく知られている。しかし、単なる注意の不足だけで事を済ましてしまっては事の本質を見逃すことになる。注意の特性を踏まえた注意管理の方策を考える必要がある。
●第6回 感情管理不全と心理安全工学 
 感情の管理は個人のプライバシーに踏み込むようなところがあるためか、タブー視されてきた。しかし、感情の不安定は、知的活動に微妙な影響を及ぼし、ひいてはエラー、事故にもつながる。扱いにくい領域ではあるが、エラー、事故防止のためなら、自己管理の方策を考えておく必要がある。
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第1回 心の管理不全と心理安全工学

●心を管理する
 我々は自分で自分の心をある程度までは知ることができる。これを、認知についての認知ということで、メタ認知と呼ぶ。あたかも頭の中にもう一人の自分(ホモンクルス;頭の中の小人)がいて頭の中をのぞき込んでいるような図式である。

図 ホモンクルスの絵 別添

 心を管理するというとき、まず、このメタ認知機能の働きをきちんとおさえておく必要がある。
 メタ認知は、自分の認知機能を知る機能(自己モニタリング機能)
と、自分の認知機能を調整する機能(自己コントロール機能)とに大きく分かれる。
 自己モニタリング機能としては、次の3つがある。
  ・自分が何を知っていて何を知らないかを知る(知識)
    例 機械の構造は知らないが、どうすれば動かせるかは
      知っている
  ・自分は何ができて何ができないをを知る(能力)
    例 携帯電話をしながらの運手は自分にはできない
  ・自分が今どのように頭を働かせているかを知る(認知活動)
    例 やや集中力がにぶってきている
 自己コントロール機能としては、
  ・どのように頭を働かせればよいかを知る(方略選択)
    例 忘れてしまいそうなのでメモをしておこう
  ・認知活動を最適なものに調整する(調節)
    例 ここは大事なところなので集中しよう
 メタ認知のこうした機能が十全に働いていればエラーも起こりにくくなる。

●心の管理不全とは
 心の自己管理不全というときは、まずは、このメタ認知が十全な働きをしていないということがある。
 メタ認知が十全に働かないのは、一つにはメタ認知力が充分についていないからである。
 たとえば、子供のメタ認知力は大人より低い。子供に、「数字をいくつくらい覚えられる?」と聞くと、10個とか1個とか適当な数を言う。実際に記憶させてみると、4個くらいしか覚えられない。自分の記憶能力のメタ認知が充分にできていないからである。
 メタ認知も能力の一つなので、人によって高い低いがある。当然、メタ認知力が低いと、能力以上のことをしようとしてエラーが発生することになりがちである。
 メタ認知が十全に働かないのはもう一つのケースは、認知活動そのものに注意が集中してしまったり、逆に、心の機能全般が弱体化してしまったりで、メタ認知機能の働く余地がなくなってしまっているような状況のときである。
 たとえば、ゲームに熱中しているようなとき、あるいは、ぼんやりしているようなとき、自分の心をみつめるようなことはしない。当然、熱中しているときにも、ぼんやりしているときも、エラーは起こりやすい。
 メタ認知にかかわる、こうした心の自己管理不全は、言うまでもなく本人自身の責任に帰せられる。しかし、そうした状態にさせた外部(組織、上司、仲間など)の責任も問われなければならない。それもまた、人の心への配慮不足という点で、心の管理不全ということになる。

●心の外部管理不全
 「心の外部管理」という言い方は、土足で人の心に入り込むような印象を与えるので、あまり穏当ではないかもしれない。しかし、人の心に配慮した、エラーに強い作業環境の構築の大事さを訴えために、あえて使ってみた。
 心理安全工学の趣旨は、メタ認知はいつも十全に機能するわけではないという前提で、事故防止策を考えることである。
 メタ認知機能の強化策を考えることも一つの重要な柱であるが、それと同じくらい重要な柱として、メタ認知の働きを外部から支援したり、機能不全を事故につなげない仕掛けを考えることもある。
この2本の柱が、バランスよく実行されている状況では、ヒューマンエラーが起こっても、事故に至る確率は低い。
 身近な具体例を挙げてみる。
 筆者は、交差点での右折車の指さし確認を実行している。これが、心(注意)の自己管理である。最近あちこちの交差点で見ることができるが、右折車レーンに特殊加工した塗料をはって車が目立つようしてある。これが、心の外部管理である。目立つものには注意が自然に引かれるという注意の特性に配慮した環境設計だからである。
****ここで本文118行 (図を含む)


心理学研究法

2007-01-19 | 認知心理学

14章 心理学研究法;まとめと補足 査読者 岡市
      
心理学研究法 テキスト 海保 07/1/19

本章のねらい**************************
12の研究方法論について学んできた。それぞれ個々ばらばらに紹介してきので、「心理学研究法は多彩だなー」という印象だけを持って本コースを終えることになるかもしれない。そこで、本章では、心理学研究法に通低する基本的な考えや、多彩な研究方法論間の関係がわかるような話をすることで、少しでもまとまりのある知識としてもらうことをねらう。さらに、これまでの話の中ではあからさまには出てこなかった心理学研究法にかかわるいくつの大事な問題についても考えてみたい。
<キーワード>実証 データ  定性的データと定量的データ
心理統計 研究倫理
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