法務問題集

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刑法 > 罪 > 窃盗・強盗の罪

2015-08-21 00:00:00 | 刑法
【問題】
01. 他人の財物を窃取した場合、窃盗罪が成立する。

02. 電気は、財物と看做す。

03. 会社の売上金管理権限を有する者が売上金を使い込んだ場合、窃盗罪が成立する。

04. 会社の文書管理権限を有する者が無断で文書を持ち出した場合、窃盗罪が成立する。

05. 会社の文書管理権限を有しない者が無断で文書を持ち出した場合、窃盗罪が成立する。

06. 会社の文書管理権限を有しない者が口頭で第三者に文書の内容を漏示した場合、窃盗罪が成立する。

07. 会社の情報管理権限を有しない者がコンピュータ内に保管されている実験データを会社のUSBメモリに保存して無断で持ち出した場合、窃盗罪が成立する。

08. 窃盗罪が成立した者は、原則として、10年以下の懲役や50万円以下の罰金に処される。

09. 他人の不動産を侵奪した場合、不動産侵奪罪が成立する。

10. 不動産侵奪罪が成立した者は、10年以下の懲役に処される。

【解答】
01. ○: 刑法235条(窃盗)

02. ○: 刑法245条(電気)

03. ×: 刑法253条(業務上横領

04. ×: 刑法235条(窃盗)
他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。

05. ○: 刑法235条(窃盗)

06. ×: 刑法235条(窃盗)
他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。

07. ○: 刑法235条(窃盗)

08. ○: 刑法235条(窃盗)

09. ○: 刑法235条の2(不動産侵奪)

10. ○: 刑法235条の2(不動産侵奪)

【参考】
窃盗罪 - Wikipedia
不動産侵奪罪 - Wikipedia