憲法 > 司法 > 最高裁 ★★★★★

【問題】
01. 最高裁は、国会議員の資格争訟を裁判する権限を有する。

02. 最高裁は、恩赦を決定する権限を有する。

03. 最高裁は、訴訟に係る手続きについて規則を制定する権限を有する。

04. 最高裁は、弁護士に係る事項について規則を制定する権限を有する。

05. 最高裁は、裁判所の内部規律に係る事項について規則を制定する権限を有する。

06. 最高裁は、司法事務処理に係る事項について規則を制定する権限を有する。

07. 最高裁は、下級裁に係る規則を制定する権限を下級裁に委任できる。

08. 最高裁は、長官および法定の員数の判事で構成される。

【解答】
01. ×： 憲法55条本文

両議院は、各々その議員の資格に関する争訟を裁判する。

02. ×： 憲法73条7号

内閣は、他の一般行政事務の外、左の事務を行う。
　（略）
　7　大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を決定すること。

03. ○： 憲法77条1項

04. ○： 憲法77条1項

05. ○： 憲法77条1項

06. ○： 憲法77条1項

07. ○： 憲法77条3項

08. ○： 憲法79条1項

【参考】
最高裁判所 (日本) - Wikipedia

憲法 > 司法 ☆☆☆☆☆

【問題】
01. 民事事件の裁判権は、司法権に含まれる。

02. 刑事事件の裁判権は、司法権に含まれる。

03. 行政事件の裁判権は、司法権に含まれる。

04. 最高裁は、司法権を有する。

05. 下級裁は、司法権を有する。

06. 特別裁判所は、司法権を有する。

07. 家裁は、特定の種類の事件のみを管轄する特別裁判所である。

08. 行政機関は、終審として裁判ができない。

09. 裁判の判決は、公開法廷でしなければならない。

10. 裁判の対審は、公開法廷でしなければならない。

11. 裁判官の全員一致で決した場合、政治犯罪に係る事件の対審は非公開でできる。

【解答】
01. ○

02. ○

03. ○

04. ○： 憲法76条1項

05. ○： 憲法76条1項

06. ×： 憲法76条1項

07. ×： 最判昭31.05.30 要旨1

家庭裁判所は一般的に司法権を行う通常裁判所であって、憲法第76条第2項にいわゆる特別裁判所ではない。

08. ○： 憲法76条2項後段

09. ○： 憲法82条1項

10. ×： 憲法82条2項本文

裁判所が、裁判官の全員一致で、公の秩序又は善良の風俗を害する虞があると決した場合には、対審は、公開しないでこれを行うことができる。

11. ×： 憲法82条2項但書

政治犯罪、出版に関する犯罪又はこの憲法第3章で保障する国民の権利が問題となっている事件の対審は、常にこれを公開しなければならない。

【参考】
司法 - Wikipedia