
2015年の九州・中国旅行。
呼子から唐津をまわって福岡にはいった。今夜は駅近くのビジホに泊まって福岡の夜をたのしむことにする。むかったのは休日でも待つずに入れるという、大函の有名店『せいもん払い』だ。
ホテルから中州方向にぶらぶらと歩いてゆくと、商店街の中にお店はあった。高級感のある構えで敷居がたかい。でも、足をとめずに店内にはいった。

店内は長いカウンターがつづいている。そのむかいは厨房で板さんが7・8人いた。
板場の中心にたつ花板さんよりも奥のカウンターに座って、生ビールとウーロン茶をたのむ。つきだしがくるが酒飲み用と飲まない人でちがっている。私にはスモーキーなサーモンのタルタルソース。家内には酢の物だ。こんな対応ははじめてだ。やるね。

漁師料理の店だが家内は肉がたべたいとのことで、豚バラ400円、トマト巻き、ネギ串。昼は呼子のいか尽くしだったので。

鳥の四つ身ーーいろいろな部位のことかなーーと肝。豚バラは脂がつよくてお口にあわないと、私にまわってきた。大串で食べこたえあり。男性好みの串だ。串が紫蘇にのせられているのと、つけ汁がついているのがよい。

あらの頭煮は品切れで、刺し盛りを一人前おねがいした。2800円。一人前だがふたりでたべやすいようにつくってくれていた。この刺身のネタがよい。マグロはとろけ、ブリは歯ごたえがよくて香りがよかった。姫アワビもコリコリだ。姫アワビは踊り食い。
となりにカップルがやってきて、ふたりは生ビールを注文した。つきだしはどうかなと思って見ていると、ふたりともツブ貝煮がでていた。やっぱりやるね。

ごちゃまぜサラダ980円。大きい。そして手がこんでいる。これもそうだが料理はどれも凝っているので、出てくるまで時間がかかる。でも料理を見ればそれも納得だ。厨房では花板さんを中心に焼き方や煮方、揚げ方などにわかれた職人さんたちがきびきびと注文をさばいていた。引き締まった雰囲気でとても心地よかった。

カウンターの奥は個室があるみたい。大人数や宴会はこっちだ。

刺身がやってきたので日本酒にする。田中六五700円。若い女性が冷えたチロリに一升瓶から注いでくれる。この酒は美味かった。

つづいて美田の辛醸700円。辛口が好きだがこれは辛すぎ。びっくりした。

口直しに東一700円。こいつはよい味。

これだけ食べて飲んで8720円。この内容なら安いね。日本酒を3杯のんだら酔ってしまった。ホテルにもどってゆくが、千鳥足。せいもん払い、またゆきたい店だ。
せいもん払い
夜総合点★★★★☆ 4.0
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夜総合点★★★★☆ 4.0
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