9日目。
5時半に起床した。
路上で寝ている若者たちはまだ眠っている。若いと眠りが深いからね。
ウトナイ湖を見にゆくと、曇っているせいか湖の色は灰色だった。
苫小牧漁港にあるマルトマ食堂にむかう。6時20分についたが満席だった。
ほどなく席につけて注文をしようとすると、ホッキカレーね、とお姉さんに言い当てられてしまう。カレーを食べそうに見えたのかな。
ちょっと時間がかかってホッキカレーはやってきた。わかっていたけどすごいボリュームだ。食べるとホッキがコリコリで美味しい。辛くないカレーもよい感じだ。これで1000円はお値打ちだね。ただご飯が多すぎて食べきれなかった。☆5点満点平均3点で3、2点。カレー自体は平凡。ホッキとボリュームでプラス。
店をでると入店待ちになっていた。まだ朝の7時すぎだ。
食後は苫小牧の市場を見てまわる。
海産物に野菜、果物を売っていて食堂がある。
魚介類が安い。
ホッキにツブ貝、花咲カニなどをここで買ってバーベキューをすれば大満足できると思う。
支笏湖にやってきた。モラップキャンプ場にたちよる。
支笏湖の深い青がとても綺麗だ。支笏湖、ブルー、とツィートする。
モラップキャンプ場は立ち入るだけで300円かかると書いてある。ずいぶんうるさくなったものだ。こんなところにはいたくないのでライダー・ハウスの樽前荘の前の駐車場に移動する。ここにはライダーがたくさんいた。
湖畔の写真をとりながらすすむ。
湖では支笏湖がいちばん好きだ。
ポロピナイにいってみるとキャンプ場はなくなっていた。
札幌、小樽を通過して余市のニッカ工場にやってきた。
ここは1983年以来だ。
工場の前は何度も通過しているが中に入ることがなかった。
少し前に日経新聞の朝刊でサントリーの創業者の鳥井信治郎の小説が連載されていた。
サントリーがウイスキーに進出したときに、技術協力したのがニッカの創始者の竹鶴政孝なのを知ったのだ。ニッカ創業の前である。
それで工場を見学したくなった。
工場を見学してニッカのファンになった。
ウィスキーの試飲はできないのでウーロン茶をもらって工場をでた。
昼食はここと決めていた柿崎商店にゆく。
ニッカの工場からすぐである。
しかし行列ができていた。2階のお店までつづいている。これは1時間待ちくらいだろうか。土曜日に来たのが悪かったのだ。ここは諦めることにした。
ニッカ工場の近くを車で走っていてよい感じの店をみつけた。食事処たけや、という店舗だ。ここに入ることにした。
席につくと後から客が10人ほどやってきたのですぐに注文する。朝のホッキカレーでまだ空腹ではない。それで軽めのランチ寿司をえらんだ。
味噌汁に茶碗蒸しがついて1188円はお値打ちだ。
セルフのコーヒーもついていた。星5点満点平均3点で3、4点。
フェリー・ターミナルにやってきた。北海道ともお別れだ。
船は定刻の17時に出港した。
帰りの船も新造船でジムまでついていた。
フェリーは北海道沖をすすむ。
強風のため前と横のデッキにはでられない。後部デッキからだと夕日は船の陰になって見られなかった。
船上コンサートはSTAYという若い男性3人組の歌だった。
コンサートの後は寝台に引き上げた。
10日目。
新造船にはドッグランもついていた。
定刻の9時前に船をおりた。気温は24℃と暑い。埼玉の熊谷は32℃になるとのことだった。
下道をゆく。道の駅、ちぢみの里おぢや、で休憩する。日差しが強くなりうだるようだ。
道の駅、南魚沼でも休憩した。ここで地の野菜を買った。湯沢ICから月夜野ICまで関越道を利用してまた国道にもどった。
群馬の大人気焼肉チェーン、あおぞら、に入る。
17時まで限定のお得なランチがあったので、これのライス大盛りをオーダーした。
まずつけあわせとおぼろ豆腐がきた。
サラダ。
上州牛カルビと上州豚のロース。
ご飯大盛りにワカメスープ。これで1800円。食べてみると美味しいし、品数が豊富で満足度のたかいメニューだ。焼肉などをおかずにしてご飯をガツガツとたべる。帆立づくし定食よりも数段おいしいし、じんぎすかん白樺よりも満足度が高かった。庶民派の私としては旅の締めくくりにふさわしいランチとなった。☆5点満点平均3点で3、8点。
あおぞらの店内はファミリー客でいっぱいだ。子供がかけまわっていて、群馬はおおらかだ。今年の北海道ツーリングは終わった。