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2022静岡トランポ林道ツーリング2

2022年08月08日 17時11分09秒 | 2022静岡トランポ林道ツーリング


県道60号線を北上して林道一本杉峠線の入口についた。TMでは道は南の一本杉峠にむかっているが、途中で途切れている。しかし参考にさせていただいたブログでは完抜(かんばつ。かんぬき、ではない)しているとのことで、やってきたのだ。南の通行止めだった樫ノ木峠線に接続するのである。



一本杉峠線はすぐにダートになる。路面は整備された走りやすいものだ。3キロほどゆくとY字路になっていて、セローの方がひとりいた。Y字の右はダートで、左はコンクリートの路面だが通行止めのガードが設置されている。右のダートからもう1台セローがきたが、彼らは仲間だった。彼らは通行止めになっているコンクリートの道からきたとのこと。ダートは偵察してみただけで、どこかにぬけられるのかは不明とのことだった。



コンクリートの道は通行止めの三角ガードがおいてあるが、彼らはそちらからきたと言うし、こちらが一本杉峠線とのことで、私もこのルートをゆくことにした。ガードは間隔をあけておかれていて、そのすき間を通りぬけることができたのだ。すすむと壁面がくずれていて路面に石や泥がちらばっている。そしてこの先でダートになり、急坂の下り、激坂の上りとなった。路面も荒れていてガレガレだ。彼らにこちらからきたときかなければ引き返したと思うほどの道だった。



1キロほどの急坂、激坂区間をぬけると、こちら側にも通行止めがおいてあった。ただ完全にふさがれてはおらず、片側があけてある。



画像では急には見えないがかなりの斜度である。ただセローは難なく通りぬけてしまったのだが。



難所をこえると道幅がひろくなり、整備された区間となった。



しかしすぐにくずれやすい壁面の道路になる。これでは雨が降るたびに土砂がながされるのではなかろうか。土石をかたしてもすぐにくずれて、またかたづけるを延々とくりかえしているように見える。この付近はこのような軟弱な地盤がおおかった。それにしても荒々しい道だ。なかなかこんな風景は見られない。



峠付近はおだやかなたどりとなった。



しかしゆったりと走れる距離はみじかい。



展望がひらけて対面する山塊がみえる場所もあった。



この先は下りとなるが、また壁面がくずれて路面をおおっている。こんなところを何ヶ所もこえてゆく。2台のセローのラインがのこっているので、参考にしてバタ足もつかって難所を通過する。ガレ場は上りならよいのだが、下りはこわい。慎重にすすむ。くずれた石をつんである路面もあり、ここも走りづらかった。一本杉峠線はきびしいルートだった。久々に緊張して、苦戦しつつ通過した。たぶん雨で荒れたタイミングだったのだとおもう。



8キロで分岐にでた。



ここが樫ノ木峠線との合流地点だ。看板では一本杉峠線はまだ開削中となっていた。この日は土曜日だから工事をやっていなかったが、平日は作業をしていて通行できないのではなかろうか。



分岐には一本杉峠線の終点の看板がたつ。管理者は静岡市長となっているからここは静岡市だ。静岡市はひろい。



バイクをとめて、徒歩で通行止めになっている樫ノ木峠線をみにいってみた。



分岐からすぐの斜面がくずれている。ここが入口にでていた12、5キロ地点の崩落現場だろうか。



ギリギリのところをバイクが通過したあとがあるが、セローのふたりだろうか。私は単独だからこんなところはゆかない。もしもバイクを斜面におとしたら、ひとりではどうすることもできないからだ。東の県道189号線にくだることにした。



樫ノ木峠線をくだってゆく。やはり斜面がぐすれたところが点々とある。雨のたびに山はくずれるのだろう。山からしみだす湧水もおおいからその影響もありそうだ。ここを担当している建設会社は、仕事がなくなるいうことがないのではなかろうか。



静岡の山は急峻だ。そして林道はハードである。



山をくだってゆくと通行止めがおいてあるが、通りぬけられるようにしてある。セローのふたりはこちらからきたのかもしれない。



分岐から7キロで舗装路になり、8キロで樫ノ木峠線の出口にでた。県道189号線の川島という集落である。下川島というバス停が見えていた。
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