これまでDR650の1台だけに乗ってきたが、ヤマハ・セローを増車することにした。DRを手放すつもりはないのだが、1990年型のバイクはさすがに古くなっていて、長期間のツーリングでは不安なのである。そしてDRはキック・スタートなのだが、このキックをこの先ずっと踏めるのか、自分でもわからなくなったのだ。DRのキックはむずかしく、しかもはげしく踏み抜かねばならない。エンジンはなかなかかからず、10回、20回とキックすることはザラで、かなりの体力をつかう。もしもキックを踏めないときがきたらと、考えてしまう年になった。
DRで荒れた林道を走ると重く感じるようにもなった。もっと軽くて扱いやすいバイクのほうが、オフロードをたのしめると思うのだ。ガレ場でエンストしても、セル付きならすぐにエンジンをかけることもできるが、DRでは足場の悪いところでキックをしなければならない。それで以前から軽くてセルのついているセローがほしいと思っていた。
オフロードバイクは他にもある。ヤマハのテネレ700やスズキVストーム650もいいが、DRとかぶる。それに林道では重くて扱いかねるだろう。ホンダCRF250やカワサキKLX230もあるが、ジャリ道をゆっくりはしる私のスタイルには、セローがいちばんあっていると思うのだ。
車の電動化がすすむ昨今、2輪の世界も規制が強まって、ガソリン・エンジン車はへっていく方向だ。セローも生産中止になるが、再販売されるのか見通せない。手に入れるなら、今ではないか。DRのキックはまだしばらく踏めそうだが、林道ツーリング用にセローをキープしておきたいと思ったのだ。
そもそもほしいバイクはホンダCB1300、カワサキW800、ヤマハテネレ700、スズキVストーム650、それにセローなのである。この年になって飛ばそうとは思わないから、セロー以外はDRで代用できると感じられる。
バイクを買うのはDRを手に入れた1992年以来で、29年振りである。新車を購入したのはカワサキZXー10以来になるから33年ぶりだ。じっさいにセローに乗ってみると原付のように小さくて、軽くて、扱いやすい。インジョクション付きのエンジンはセルで簡単に始動する。メーターはデジタルで時計もついていて便利だ。ただパワーはない。高速ではきついし、北海道でも国道はきびしいだろう。あらためてDRにのってみると、アクセルもクラッチも車体も重い。よくこれで林道を走っていたなと我ながら感じるほどだ。音と振動は大きく、煙も吐くが、それがいいのも事実だ。これからはセローは林道ツーリングやトランポ・ツーリング、DRはキャンプ・ツーリングなどに使い分けてゆくつもりである。
サスストロークの長い(シートが高い)トレール車も持っていましたが、林道走行ではオーバースペック過ぎで趣味の世界でした。キャンプ道具を積んだり妹が免許を取る際の練習をしたりと、セローの活躍の場は広く楽しかったです。オフロード雑誌に載っていた奥秩父な長野の林道など、セローで良く行きました。
新しいセローはもっと洗練されているのでしょう。続きを楽しみにしております。
先日奥多摩湖までセローで走り、同じバイクと何度もすれちがうという経験をしました。
DRではまったくなかったことで、それが新鮮でした。
セローはそれだけたくさんの人に乗られていて、それぞれの思い出のあるモデルなのですね。
長く乗るつもりでファイナル・セローを買いました。たぶん、10年、いや20年を目標にしてゆきたいと思ってます。
朗報さんとはたぶん同じ年だと思います。
同じ気持ちです。
私は大病をきっかけにして体力が落ちビックオフは降りました。
昔の写真を見るとよくビックオフでこんな場所を走ったなと感慨深くなります。
でも林道をオフ車で走りたいですよね。
BMWのビックオフで着せ替え人形のようなかっこをして舗装路を走るのは誰でもできます。
両刀使いで楽しく走ってください。
大病をされたのですか、知りませんでした。お大事にしてください。
DRは降りられたのですね。たしかに重くて扱いづらいです。
同い年同士、体に気をつけてバイク・ライフを楽しみましょう。
そう、ガレ場でのキックには、苦痛以外ないですよね、
それに引き換えボタン一つでエンジンON!
またまた楽しみが膨らみますね、
なんかDRからの代替ででなく「増車」で安心しました。
近年、荒れた林道ではDRが重く感じられるようになっておりました。それでも長く乗っているので、手放すことはできず、新しいバイクを買いたすことにしました。
DRを残したことを喜んでいただいて、私も嬉しくなりました。