
7月の末。群馬県下仁田町にツーリングにでかけた。当日は猛暑日で最高気温は35℃ほど。油照りということばそのもので、バイクで走れば風があたるが、とまると日差しが強くてたえられないほどの陽気だった。埼玉県の嵐山町で給油をする。空は晴れわたり今日は雨は降らない予報だった。

今年は公私ともに忙しくてツーリングにいけていない。この日が今年の初ツーリングだった。群馬県下仁田町は、デレビ・ドラマの孤独のグルメの舞台となった町だ。ドラマに登場した飲食店が目的地で、つまり孤独のグルメ巡礼ツーリングなのだった。しかし群馬県に入ると進行方向に雲がわきだして、富岡町では雨が降りだしてしまった。カッパはあるが着たくないので、街道筋にあった子供のおもちゃの店で雨宿りをさせてもらった。

空は雲でおおわれている。

しばらく待つと雨はやんだのですすむが、進行方向の空がよくない。下仁田まで10キロなのだが、雨に降られたくないので、世界遺産の富岡製糸場跡で引き返すことにした。ドラマに登場したラーメン屋のタンメンと餃子、それから豚肉のすき焼き店は次回にとっておくことにする。

しかし引き返すとすぐに夕立がやってきた。

雨宿りのできるところをみつけて逃げこむ。バイクは路上においたまま身体だけ軒先にはいった。

はげしい吹き降りがつづく。

しかし30分もすると嘘のように晴れあがった。

これならば下仁田に行けるのではないかとも考えたが、山沿いの天候は不安定なのでやめておいた。孤独のグルメの代わりに、近くの藤岡町にいってみたいラーメン屋があったので、そこに転進することにする。

やってきたのは、みやご食堂という店だ。人気店なので並んでいるかと思ったら空いていて、すぐにテーブルにつくことができた。

中華そば600円の大盛り100円で700円を注文する。ラーメンは3分ほどでやってきた。早い。トラディッショナルなスタイルだ。ラーメンには細めんと太い麺があり、中華そばは細麺だがこの太さだ。手打ちでコシがつよく、縮れていて、うどんのような姿と食感だった。麺はよいのだがスープはしょう油が前面にでていて生硬。この土地の好みなのか私にはしょっぱかった。☆5点満点平均3点で3、4点。孤独のグルメ巡礼ツーリングがラーメンツーリングになってしまった。

群馬県から埼玉県にはいるとワークマンがあった。

夏用のグローブがほしかったので、これを買い求めた。1000円ほど。この日はワークマンのジャケットも着用していた。

埼玉県にはいると油照りにもどってしまった、

耐え切れない暑さなので道の駅で休み、水分補給をした。
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