10月15日。北茨城やいわき、奥久慈をめぐるキャンプ・ツーリングにでかけた。
朝の出発時は肌寒く冬用のジャケットをはおる。天候はくもり。茨城県にはいるとポツポツと雨粒がおちてきたがすぐにやんでくれた。上の画像は休憩した茨城県那珂市の静峰ふるさと公園だ。
キャンプ道具があるので、今回の相棒は積載力のあるDR650RSである。今朝はキック3回で始動した。愛車の調子は上々だが、オイル量をチェックするとローレベルを下回っている。30年物のDRはオイル上がりでエンジン・オイルをガソリンといっしょに燃焼してしまうのだ。気になるがようすをみながらこのまま走るこにした。下館、笠間、常陸太田と県道をゆく。茨城はセイタカアワダチソウが目につく。気温は17℃、18℃と上昇してきた。
県道沿いにある板東三十三ヶ所観音霊場の佐竹寺にたちよった。秋田にうつった佐竹氏は元々この地の戦国武将だった。佐竹寺は佐竹氏の祈願所だったお寺である。
本堂の観音堂は室町時代のものだ。茅葺の屋根がとてもいい。
お参りをしてまたはしりだした。出発の前に家内にどこにゆくのか聞かれた。いわき、と答えると、また福島なの、といわれる。前回のキャンプ・ツーリングは新潟・只見・会津だった。GWもトランポ・ツーで福島にいっている。今回は浜通りで、毎回べつのところにいっているつもりだったが、たしかに福島ばかりだ。よほど福島がすきらしい。
常陸太田からグリーンふるさとラインで北上する。丘陵地帯をゆく気持ちのよいルートだ。やがて国道461号線に右折して十王ダムにでた。ここに水道があったので飲料水を確保する。今夜とまるキャンプ場の水はのめないので、どこかで手に入れようとおもっていたのだ。水を買わずにすんだからよかった。
県道10号線と県道153号線とつないで花園神社手前にある増渕魚園にやってきた。山女や虹鱒の養殖と釣り堀、食堂をやっている施設だ。
ここの川魚料理が気にいっているのでやってきたのである。
メニューは焼き魚定食しかない。焼き魚は山女か虹鱒をえらべるが、渓流釣師だったわたしはまよわず山女を注文した。それと単品の山女と虹鱒の刺身があり、刺身は虹鱒をたのんだ。
山女は特有の風味があって大好きなのだ。虹鱒にはそれがない。虹鱒のほうが大きくてたべごたえがあるから、山間の人は鱒をこのむようだ。写真では強く焼かれているようにみえるが、ちょうどよい焼き加減てある。
虹鱒の刺身はサーモンを淡白にしたような上品なあじわいだ。
定食には天ぷらの盛り合わせや小鉢がつく。
この小鉢の田舎料理がよいのだ。おばあちゃんがつくってくれそうな家庭料理だが、いまとなってはなかなかたべられないご馳走だとおもう。
大根や人参、しいたけの味噌汁もいい。
今年のGWにもきたが大混雑していて利用できなかった。そのリベンジでやってきたのである。
料金は定食が1650円。刺身が660円だ。
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