放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2023新潟十日町・車中泊旅

2023年06月22日 07時24分38秒 | 車中泊の旅


6月。雨の週末に家内と新潟へ車中泊の旅にでかけた。雨降りだとバイクにのれないから、家内のリクエストにこたえるの日となるわけである。ひとりだと下道をつかうのだが、家内といっしょなので関越道で新潟にゆき、十日町にある蕎麦屋の小嶋屋総本店にやってきた。



小嶋屋総本店は十日町の市街地から5キロほどはなれた郊外にある。いつもは十日町の街中にある小嶋屋にゆくのだが、こちらが本家筋とのことではじめてやってきたのだ(家内は何度もきたことがあるとのこと。今の建物の前の前のときからだって。50年前か?)。



12時だったが、大雨の日なので空いていて(雨は水上であがった)、待たずにカウンター席に案内された。当日は海鮮祭りをやっていて、旬菜天へぎの特盛りをふたつ注文する。すぐにネギとからしがはこばれてきたが、からしはめずらしいね。



旬菜天へぎがやってきたが蕎麦は普通盛りできた。1、5盛りになる特盛りとつたわらなかったのだ。特盛り分は別盛りでもってきてもらうことにする。



へぎそばは、つなぎに海草のフノリをつかっていて喉越しがよい。フノリをつなぎにつかうのをあみだしたのが、総本店の先代だそうだ。そして十日町小嶋屋と長岡小嶋屋は分家筋とのこと。そばにからしをつけてたべるのがここの流儀だそうだが、つける気になれない。わさびをもらってみたが、何もつけないのがいちばんだとかんじた。喉越しのよい、かためのそばに、辛目のつゆ。



旬菜の天ぷらは海老にほうぼう(白身魚)、なす、じゃがいも、アスパラガス。どれも揚げたてで素材もよいが、アスパラガスのみずみずしさがきわだっていた。料金はひとり1958円。



食後は十日町博物館にゆき、国宝の火焔型土器をみる。



十日町は信濃川の河岸段丘の町だ。段丘の中腹に縄文時代の遺跡がたくさんあり、火焔式土器などが多数みつかっているとのこと。



火焔式土器は祭事ではなく、煮炊きにつかったそうで、つくるのは女性の仕事だったそうだ。



火焔の装飾は、女性の芸術的な感性のなせる業だったのだろうか。しかし雪深い十日町で冬のあいだ縄文人たちはどうすごしていたのだろう。現代と気候がちがうのか。博物館は火焔型土器と織物と雪について展示していた。入場料は500円。それにしても土器の国宝がゴロゴロとある。重文はそれ以上だ。



博物館をでて、きもの絵巻館で和服を鑑賞し、道の駅クロステン十日町にやってきた。



新潟市街のバスセンターのカレーが土産物になっている。あまりに評価が高いので以前たべにいった『万代シティバスセンターのカレー』が、全国にいくらでもある大衆食堂のカレーだとかんじた。わざわさゆくほどではないし、土産物にすることもないと思うのだが、おひとりさま5個までと書かれていておどろいてしまった。



館内をみてまわると、テレビ・カメラのクルーがいる。なんだろうと思ったら、新潟の豪雪地帯に移り住んで、古民家の再生をしている、ドイツとアルゼンチンのご夫妻がお店を訪問しているのだった。ご夫婦の生活がドキュメント番組になっていて、この番組が好きで何度も見たことがあった。カールさんとティーナさんの古民家村だより。



道の駅のとなりに明石の湯があるが、19時までなので、小嶋屋総本店のちかくにある千手温泉・千年の湯にゆく。こちらは22時までで600円。ここは小嶋屋総本店などから出前がとれる温泉だった。自動販売機で食券を買うと、料理がとどけられるのである。これはいつかたのんでみたいね。そばのほかにラーメンや寿司の出前もあった。



夜は道の駅クロステン十日町で車中泊をする。夕食はスーパーの原信で買ってきた、アジのたたき、ツブ貝とタコの刺身、カレイの唐揚げ、焼き鳥の塩とタレ、茶碗蒸し、それに道の駅で買ったアスパラガスだ。道の駅は町の中にあるので、ちかくの居酒屋にゆくつもりだった。しかし家内が歩きたくないと言うのでこうなったのである。これはこれでたのしい。



アスパラガスは小嶋屋総本店のてんぷらが抜群においしかったので、茹でてみた。これまた甘くて、みずみずしい一品だった。2023年シーズン20日目の車中泊。



6月4日。日曜日。昨夜は冷えた。つかっていなかった予備のふとんをかぶったほどだ。家内はまだ寝ているというので、ひとりで十日町を散歩する。これまで利用してきた十日町小嶋屋のまえを通過した。



商家が軒先をのばしている雁木つくりの町をゆく。雪国の風景だ。



十日町駅までいってひきかえす。家内とまた来てみたが、シャッター商店がおおいので、スーパーのリオンドールにはいる。ここは100円ショップや本屋なども入居していて、町の中心のようなところだった。



昼食はまた小嶋屋総本店にゆきたいと家内が言うので、いってみると大混雑していた。駐車場に車をとめられないほどだ。順番をまっている人たちが店に入れきれずに、そとのテントの下ですわっている。2時間は待ちそうなので、十日町小嶋屋の支店、和亭にゆくことにした。場所は昨夜買物をしたスーパー原信のとなりである。



和亭は狙いどおりすいていた。へぎそばを2人前とてんぷらを注文する。



へぎそばとざるそばは同じものなのかたずねると、そばはいっしょだが、量はちがうとのこと。へきぞばは10巻でざるは8巻とのことなので、へきぞはにした。



私はズワイガニのてんぷらのつく上天ぷら。



家内はてんぷら。喉越しのよいそばに、辛目のつゆ。総本店よりも辛い。つゆはこちらがいいが、総合的には総本店がいいかな。でも混んでいたらまたここにくるね。いつも上てんぷらにしていたが、海老天がふたつつくてんぷらでよいと結論がでた。料金は4310円。

へぎそばと火焔式土器と和服の旅だった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« セローのオイル交換 | トップ | 2023信州佐久トランポ林... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

車中泊の旅」カテゴリの最新記事