「グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声」
リドリー・スコット監督の大大大代表作「グラディエーター」の完全続編。リドリーおじさんと言えば「エイリアンの人」のイメージ強いと思いますが、個人的にはやっぱグラディエーターの人なんだよなぁ~。という訳でなんと前作から24年も経ってました…何故今更続編なんだ?
まあ最近の映画界って既存のヒット映画のリブートと続編を繰り返しているイメージありますもんね…グラディエーターお前もなのか!?💦
あらすじ
将軍アカシウス率いるローマ帝国軍の侵攻により、愛する妻を殺された男ルシアス。すべてを失い、アカシウスへの復讐を胸に誓う彼は、マクリヌスという謎の男と出会う。ルシアスの心のなかで燃え盛る怒りに目をつけたマクリヌスの導きによって、ルシアスはローマへと赴き、マクリヌスが所有する剣闘士となり、力のみが物を言うコロセウムで待ち受ける戦いへと踏み出していく。(映画.comから抜粋)
先ず、もうコレは耳タコだと思うけど…でも毎回言わせて欲しい。リドリーおじさん毎度毎度話がなげーんだよ💢
コレも毎回書いてると思うけど、リドリーおじさんは自分の中で「ハリウッド三大話長い監督」のお一人なのです。ちなコレも既に耳タコだとは思いますが初めて当BLOGにぶち当たった方の為に書いておきたい…「ハリウッド三大話長い監督」、リドリーおじさんの他はピーター・ジャクソンとマーティン・スコセッシです。異論はあるだろういつでも受け付けるゾ!
という訳で、映画冒頭から流石のリドリーおじさんド迫力の戦闘シーンをガンガンにぶちかましてくれていきなり前作ファンのハートもガッチリ鷲掴みにしてくれているのですが、それにしてもエピソードが一々丁寧過ぎる…だからそこまでダラダラやらなくてもいいんだよとっととローマに行ってグラディエーターになれよ💢と若干ダレてしまった更年期BBAですすいません…いや、コレもーちょっとエピをタイトにすれば上映時間あと30分は短く出来たと信じてるからねっ!
さて、本作はあくまでも「完全続編」なので、基本的には一作目事前鑑賞はMUSTだと思います。
ですが前作観てなくても話が分からないという事はありません…が、随所に前作を彷彿させ想起させるセリフやシーンが盛り込まれている為、前作を知った上で鑑賞した方がより本作を「おぉ、コレも前作からの…ネ♪」みたいな感じで楽しめるハズです。
という訳で、おかんがルシアスに会いに来て軽くすったもんだした辺りから話がドドドーッと動いていきます。個人的にはそもそも前作であんなに妻子を愛していたマキシマスがその裏でサクッと隠し子作ってたんかい!的な違和感は拭えないのですが、それツッコミ入れたら本作の土台がなくなってしまうので致し方ないのだろうと思います。
そしてマキシマスの息子という事は見目形もマキシマスを彷彿させる人でなければ…という人選なのでしょう、本作の主人公ルシアスを演じたのはポール・メスカルさんなんだけど、うーん見覚えないなぁ~と思って彼のフィルモグラフィ調べたらどうやら本作で初見の俳優さんでした。
やっぱり何となくラッセル・クロウの雰囲気ある系(勿論色々寄せてるんだろうけど)の方で演技力もあるし…コロッセオでアカシウスと対峙の後皇帝がアカシウスを殺害した際の大見得切ったシーン、それから最後の戦いになる前にグラディエーター仲間達の前で、そしてクライマックス両軍の間で演説ぶちカマすシーン等の威風堂々たる姿はなかなかのカリスマ性もあって見応え充分でした…が、ラッセル・クロウ程のアクはないので、と言うかそもそもが「ラッセル・クロウと雰囲気似てる人」で人選されているのだろうからどうしたってラッセル・クロウを越えては来ないんですよね。
更に言えば本作の超クセの強い悪玉・奴隷商人からの自力成り上がり系「マクリヌス」を演じたデンゼル・ワシントンのカリスマ感が強烈過ぎて彼が登場すると視線全部マクリヌスが持ってっちゃうんだよ…もうコレばっかりは仕方ない事かもしれない。知名度も俳優歴の長さも演じてきた役の数も幅広さも段違いなんですから…それにしてもデンゼル・ワシントンって(ググり中)もう今年70歳なのか!脅威の体力だなぁ~この人マジ凄過ぎる!!
後さー、デンゼルが演じてるからちょっと色眼鏡で見過ぎてたと言うか…本当にクライマックス直前まで「このマクリヌスというキャラはローマを我が物にしようとしているただの悪玉なのか、それともワルと見せ掛けておいて実は本気でローマの将来を良くしたいという善良な人で、最後の最後でルシアスに手を貸すいいヤツ系なのかもしれない」とグラグラしながら観てましたわよね。ちょっと考え過ぎなのかしらw
ま、映像や展開、役者の演技等は概ね満足度の高い作品でしたが、敢えて文句垂れるとすれば…皇帝カラカラ&ゲタ兄弟が余りにもバカっぽ過ぎてヘタレな件💦
本作が完全なるファンタジーでありながら何となく史実っぽく感じられてワクワクするのは主人公以外の脇キャラの大多数がローマ帝国史上実在する人物(の名前)を使っているという部分が大きいと思うのですが、実際カラカラ帝はローマ史上のその名を轟かせた暴君とか色々言われている人物ではあるものの、ここまでバカっぽいキャラにしちゃっていいものなのかと。しかも殺され方がショボ過ぎて「えぇ~」ってなる。せめてルシアスに殺らせろよー皇帝兄弟が弱っち過ぎて萎えるわー。
雑に吠えましたが(ヲイ~)、やっぱリドリーおじさんの歴史絵巻系は見応えありますよね!
もしこれから観に行く人はとりあえず…悪い事言わないから一作目はもう一度事前チェックしておきましょう。楽しさ全然違って来ると思いますよ😊
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