「ドリーム・シナリオ」
予告編観て戦慄した…私の愛するニコたん(ニコラス・ケイジ)がまたハゲ散らかしている!!
チクショーまーた借金返済の為にトンデモクソ怒級映画に出やがったか!と思ったら、本作かなり真っ当でした。制作には「ミッドサマー」のアリ・アスター監督が名を連ねていますし何ならニコたんご自身もプロデューサーとしてクレジットされていましたわ。
あらすじ
平凡な大学教授のポール・マシューズ(ニコラス・ケイジ)は、世界中の何百万人もの夢に一斉に現れて一躍有名人になる。しかし、ポールが人々の夢の中で悪事を働いたことから、現実世界でも嫌われ始め、悪夢のような日々を過ごすことになる。(Yahoo!検索情報から丸パク)
話が前半と後半で割とガラッと様相が変わるのね。
映画冒頭から前半は世界中の人々の夢の中に何故か自分が登場している、という事が分かってSNSやらマスコミが取り上げてバズりまくってちょっと浮き足立っちゃってる感満載なんですけどー♪みたいな感じで進むんですが、ポールが夢の中に登場した人達にリサーチすると「何故か登場してるけどただそこに居るだけで何もしない」という共通点があって、それがなんか面白れーじゃん!みたいなバズり方しているんですね。
その時はポール自身「なんで俺が知らん奴らの夢に勝手に登場してんの?しかも夢のシチュエーション全部違うのに俺ただそこに居るだけで何もしねーの?誰か俺が動いてる夢観てる人いないのかよー俺ただの傍観者なだけなのー?」みたいに吠えてるんですが、仕事絡み(このバズりで知名度上がって仕事依頼して来た系ね)で出会った女性が初めて夢の中の自分が動いていた、という話をしてくれて…ここら辺りから話がきな臭くなっていく訳です。
本作は一応ジャンルとしては「スリラー」に分類されているんですが、ここら辺りまではかなりコメディ寄りな楽しい展開でした。特に上にも書いた「初めて夢の中の自分が積極的に動いている夢を見た女性」との絡みのシーンなんて…こんなアホアホ展開を大真面目にやって許されるの、マジでニコたん位しかいないからねっ!本作の配役マジ神だわ✨
さて、この上記の女性の出来事以降、あらすじにもある通り話がガラリと変わって胸糞展開になっていきます。
まあ、もしもこんな事が起こったら…そりゃーこうなるわなぁ~という感じ。夢の中の事とは言え、目の前に自分を襲って来た本人がいるとなったら誰だって怯むだろうし、ましてやそれが子供や自分の教え子達等の若者だったらトラウマになってしまうのも充分頷ける。しかも今やSNSで直ぐに情報共有だの拡散だのしまくるしね。特にネガティブ情報は💦
あ、でもさ「悪夢を見た人達の中でもフランスでは何故かまだ一部でファンが付いてバズってます」みたいな会話があって個人的にウケた。フランス人ってこういうの好きそうw
で、ここからの展開が…個人的に「あー、そういう事っすか」という感じで正直失速したかも。
自分は勝手に映画冒頭から「何故世界中の人達がある特定の人物が登場する夢を見るのか」という謎に対する回答がオチなんだろう、一体どういうカラクリなんだ?って楽しみにしていたんですが、この話はそういう方向じゃないんですわなー。ただ「不特定多数の夢の中に登場するポール」という存在はその後の展開の重要な役割を果たしてはいます。まあ近未来的ネタなので何でもアリっちゃーアリなんですが、個人的には「そっちじゃないんだわー💦」って感じでしたわね。
まあ、本作(のオチを期待して)観ながら「このネタってどういう着地点なん?」って自分でも全く想像付かなかったので、この件に誰もがアッと驚き且つ納得出来る回答を思い付く人なんて居る訳ねーわ!って感じなんでしょうかまあそーなんでしょうなぁ(苦笑)
という訳で、かなりモヤる結末でしたが…妙にこのオチは現実味あるな(もしもこんな事が起こったら)みたいなリアル感はありました。
要するに…何が一番スリラーってさ、それは「人間の心の動き」って事なんだね。やだー何かいい締めみたいな事書いちゃったー♪←相変わらずアホですいません💦
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