天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画2024】「キングダム 大将軍の帰還」@40作目

2024年07月12日 | 映画感想
「キングダム 大将軍の帰還」

言わずと知れた原泰久氏著の大人気コミックの実写映画化第4弾にして、本作で実写版一応完結編らしい?という話を聞きましたが…
何度も書いてますが自分は本シリーズは実写映画版を楽しみたいので敢えて原作コミックもアニメ版も一度も見ずにずぅーっと我慢して来ました!

あらすじ
中国春秋戦国時代。大将軍になる夢を抱いて飛信隊を率いる信(山崎賢人)は、趙軍との馬陽の戦いでの勝利に貢献する。しかし、趙軍の総大将・ホウ煖(吉川晃司)の軍勢が飛信隊を急襲。飛信隊は森の中で散り散りになってしまう。一方、北の大地では山の民を統率する楊端和(長澤まさみ)が、趙の軍師・李牧(小栗旬)の存在に恐れを抱いていた。(Yahoo!検索情報から丸パク)

先ず大前提として最低でも前作「運命の炎」は鑑賞済みである事がMUSTです。映画冒頭にパラッと何となく今までのあらましみたいのが流れますが、あんなもん見たってぜんっぜん着いて行けません。絶対に前作は鑑賞してから本作観に行きましょう。前作の内容を忘れちゃった人も必ずおさらいしておきましょう!

という訳で…前作、一応のクライマックス1つ乗り越えたトコロで吉川晃司さん演じる龐煖(ホウケン)が出て来て「ん!ここからいよいよ凄いシーン来るっ」と思ったトコロでエンドクレジット始まって「ウソぉ~まさかココで切るぅ~!?」って感じだったんですが…要するにその続きから今作が始まるという事は、いきなり怒濤のクライマックスアクションからスタートする訳です!
と言うか、本作ずぅーーーっとクライマックス。クライマックスじゃないシーンがない。上映時間2時間25分もあるのに一秒もダレないという凄さ!

そして第一怒濤アクションを終えて尾到とのあのシーンが…最初尾平が囮になるって言い出したトコロで「おま…あかんヤツやろそれは!(半泣き)」だったのに、まさかの尾到…もう涙が止まらん。ガチの大号泣。恥ずかしい程泣いたけどもう止まらないものは仕方ない。
過去作の尾平&尾到とのチョロけてるシーンが脳内で走馬灯状態になって、んで村で嫁が祈ってて…もう何見ても泣けて泣けて目が痛い><
翌朝飛信隊メンバーと合流して尾平の姿が見えたトコロでまた泣けて、尾平が「泣くな!」って言い出してまたまた泣けて…

それから9年前のシーン。摎(きょう)を演じた新木優子ちゃんがお美しくて神々しくて…最終的にどうなるか分かっていながら王騎との2人の萌え萌えシーン見てるのがまた辛い!
という訳で、中盤以降が怒濤の「王騎 VS 龐煖」戦が中心になって行くんだけど、もう誰もが息を呑むすんごいバトルシーン!邦画史に残るであろう伝説のシーンだったと言っても過言ではない。とにかく大沢たかおさんも吉川晃司さんもどちらも甲乙付け難く本っ当に素晴らしかった!

でもやっぱ…王騎演じた大沢たかおさんの凄みな…一作目からとんでもない威圧感と存在感だったけど、このシリーズ通して本当にずっとずっと凄かった。
それが本作でいよいよ結実すると言うか、何て表現すればいいのか分かんないけど…花火大会の大トリのクソバカでっかい花火見た瞬間みたいな鳥肌立つような高揚感と大輪の花火が散って行った後の虚無感がない交ぜになったみたいな、とにかく「凄いモノ見てもうた」感がエグい。
本作一応信が主人公のハズなんだけど、もう誰も信見てないよね状態だもんな…あ、でも王騎と一緒に馬に乗って王騎が後ろから信に「目を瞑れ」って語られるシーン!もうあの辺りからずっと泣いてたわ自分。て言うかどんだけ泣いたんだろハンカチぐっしょぐしょになっちゃったよマジでクソ恥ずかしい(〃・ω・〃)

都に近付いて来て、最後信が馬に乗って皆に語りかけるシーンをダーダー泣きながら(←お前ホントずっと泣きっ放しなのなw)見ていて、本当にコレでこのシリーズ終わってしまうの?ウソだろウソだと言ってくれよマジで!と思ってた。家帰ってからネットで調べてみたけどやっぱり「本作で実写版一応の完結編」って書いてるサイトもあったし、中には「既に続編の撮影始まってんだよね?」みたいに書いてる人も居て何が本当なのか分からないけど…終わって欲しくないよねーでもこれだけの名優勢揃いさせて撮影しまくるのってやっぱりスケジュール的にも色々難しいんだろうなぁーとか、裏事情まで考えちゃうと複雑な気持ちになるよね💦

でも、このシリーズに出会えて本当に良かった。
一作目観る時なんて全然テンション上がんなくて「ヒマだし丁度時間合うから一応観ておくかー」程度の気持ちだったのに。
もしこの記事にたまたま辿り着いてここまで読んでくれて、でもこのシリーズ観てないという人、今からでも遅くはないから絶対に観た方がいい。出来れば1作目から観て欲しいけどそんな時間ねーわ、って事なら最低3作目と本作はぜっっったいに観た方がいいから!
「邦画なんかどう頑張ってもハリウッドのSF大作系には勝てっこないし興味ねーわ」って人結構いるけどさ、今の邦画はそんな事ないんだよ!それを本作観て知って欲しい!!

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6 コメント

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カキコミありがとうございます (管理人)
2024-09-05 23:02:26
>サムライ鉄の道 さん

カキコミありがとうございます&レスが遅くなりまして申し訳ございません!
ここ数日家を空けておりまして自分のBLOGのチェックも怠っておりました…重ねてお詫び申し上げます(ペコペコ

で!
こ、このカキコミも生成AI的な?全く本BLOGネタにかすりもしない内容なので面食らいましたわw
という訳で、多分自動でアチコチに書き散らしてる(でもある程度カキコミ先の選定には何か引っ掛かるWORDが含まれてたのかな?)と思われるのでレスは必要ないだろーと思いましたが敢えてレスしてみました。
もしこのカキコミが自動生成でなくて人為的なモノであり、しかも自分がカキコミをしたレスをチェックする機能(いやヒトがやった事なら人力でまたチェックしてくれますよねw)まであったなら…このコメにまたレスが頂けるととても嬉しいし、そのレスの内容がどういうものになるのか気になります。

と、まあそんなこんなで…今後ってBLOGのコメもこの手が増えるのかなぁ?ちょっと気になりました^^;
返信する
マルテンサイト千年グローバル (サムライ鉄の道)
2024-09-02 09:40:10
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
返信する
いやもうね、涙・涙ですよ… (管理人)
2024-07-26 17:23:35
>ぷぅ
原作コミックだけの人か?
自分今からアマプラでアニメを追い掛けようか迷い中なんだよ。多分アニメはもっと先まで行ってるんだよね?
…もしかして、この先も更に実写映画化されたら(ワクドキ✨)みたいな妄想(願望?)も多少ある訳で。

それ位実写映画版マジ感動したからっ!
だからぷぅもいつか実写映画シリーズ制覇して欲しいよ。邦画もねーこの境地に遂に達したんだよぉー
返信する
Unknown (ぷぅ)
2024-07-26 14:36:14
久しぶりのカキコです。
原作は国内統一の第一部だけ読んでます。

今回のこのエピソード、最高ですよね!!

第1作目が公開された時点で、
これが観たい!と思ったけど、人気が出たとは言え、
ここまで映画を続けるのはムリだろうと思ってたんですが、
辿り着いちゃいましたね。

金ロー放映分、録画してあるけど、まだ観てないし(笑)
今作も観るのは、先になりそうだけど。

このエピは素晴らしい!!(笑)

国内統一まで読んでも、このエピに勝るモノがない。
だからキリよく、読むのを止めたって感じ。

だから姉が興奮するのも、よくわかるし、
原作と映画の違いはあれど、感動を分かち合えて
嬉しいです(笑)
返信する
レス遅れてすんません! (管理人)
2024-07-25 09:28:26
>山陰グローバルサムライ様
カキコミありがとうございます!ここ数日忙しくて自分のBLOGチェックしていませんでした!レス遅れて申し訳ないです💦

ところで「天馬山」が何処にあるのか知らなくてググりました…鳥取県!
て言うか、おっしゃるとーり「天馬山」でググると鬼滅の刃で炭治郎が最初の修行していたあの割った岩に激似だと話題になっているという記事で溢れてますね!
し、知らんかった…て言うか、それを外国人観光客が調べて訪れているという事にも驚きました!日本人なのに知らなかった自分が恥過ぎるorz
情報ありがとうございます。いつか自分も観に行ってみたいです!
返信する
マルテンサイト千年 (山陰グローバルサムライ)
2024-07-23 08:43:29
安来あたりの鉄の道文化圏も最近は鬼滅の刃からみで天馬山にある巨大割石が新たなインバウンド観光スポットとして脚光を浴びつつある。
返信する

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