天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

熊の湯ホテル@志賀高原(熊の湯・横手山スキー場)宿泊情報

2024年05月04日 | 旅・おでかけ

【熊の湯ホテル】
  長野県下高井郡山ノ内町大字平穏7148 TEL: 0269-34-2311 

今回利用した宿。熊の湯~横手山は何度か来ていますが実は初めて泊まりました!
何故今まで一度も利用しなかったのか…理由はただ1つ。宿泊費が周辺の他の宿と比べて圧倒的に高いから(キパーリ
では何故今回この宿を使ったのか…GWなのにギリでも(4月頭辺り)まだ部屋が空いていた&一度泊まってみたかったから💦


部屋が広い!
3人分布団並べても全然余裕~♪でも部屋の広さの割にTVが小さいな…ま、TVは天気予報見る位でほぼ必要ないからどーでもいいんだけど。
それから…冷蔵庫がない!コレは痛い!と思ったら、部屋の案内のトコロに「温泉の硫黄ガスの影響で電化製品が直ぐに壊れるので冷蔵庫が部屋に置けない。冷蔵庫に入れたいモノがあったらフロントに持って来てくれ(フロント奥にある冷蔵庫に入れて冷やしてやる、という事)」という注意書きが書いてあった。いやまぁ、うん…山ほどビールとかチューハイ買って来たんだけど流石にそれ持ってフロントに行く勇気もなく(苦笑)、昼間は仕方ないから部屋に転がしといて夕方陽が陰ってから窓の外に並べておいたら夕飯頃までに結構冷えた♪


夕飯、スキー宿じゃなくて温泉宿なんだよね。周囲見渡すと明らかにスキー客よりも温泉目的客の方が多そうだった。GWだとそんなもんなのかな…
鍋系がスキヤキだったんだけど、肉の上に乗ってる脂?が熊の形になってたよ。可愛い演出だな😊


2日目の夕飯も…結構なボリュームありますし味もちゃんとしてます。
1日目がすき焼きだったから「2日目は水炊きとかじゃね?」『いやー水炊きはショボくね?』「だったらさ、水炊きとは別でローストビーフとかおかずに付けてバランス取るんちゃうか?」って言ってたら本当のにそのまんまだったw

 

朝食はバイキングだった。洋食系のメニューもあるけどスキーに来た時は和食を食べると決めているので!
それから…自分実は納豆が大嫌いなんですが、ある理由から納豆も取って食べました。コレに関してはまた後日別でネタにしようかなーと。

何と言ってもココは温泉が有名なので!
硫黄泉なので匂いが苦手な人はもうご愁傷様~ってヤツなんですが、逆にこの匂いが「温泉入ったったー!」って気になって満足度高い人も多いよね😊
ところでさ、ここの温泉…特に内湯がめっちゃくちゃ温度が高いんですよ!温泉の入口のトコロに「内湯の温度43度」って書いてあって。43度って結構高めじゃないですか?自分家のお風呂いつも40度設定にしてあるんすけど(滝汗)
で、さ。実際入ってみたら絶対に43度なんてもんじゃないって!悲鳴上げる程熱かったわマジで。その代わり露天風呂はちょうどいい感じなんだ。だから先ずは内湯入って悲鳴上げて、それから露天風呂入って時間掛けて身体温めて、んで最後また内湯入って(その頃になるとだいぶ身体が慣れて来て何とか内湯も入れるよーになってる)締める、って感じだった。
温泉は基本24時間いつでも入れるので(確か昼間清掃が入って、男女のお風呂が日替わりで入れ替わるようになっていた)私達も何度も温泉入ったワ♪


こどもの日だったから鯉のぼりが…イマドキこういう大きい鯉のぼり揚げるご家庭って本当になくなりましたよね。
本来熊ノ湯スキー場をベースにするなら一番近くて最適な宿なんだけど、今回自分達渋峠行ったので…ですが、この宿の目の前にバス停があってバスが来てくれるから他のスキー場に行くにもなかなか便利がいいんですよね。宿代がもーちょっとお値打ちだったらトップシーズンにも泊まりに来たいんだけどなー。

あ!1つだけクレームが ←お前またかよ💦
コレはたまたま自分達が泊まった部屋だけの事かもしれないんだけど(て言うかそうであって欲しい)部屋のトイレがさー…ウォシュレット付いてるから良かったんだけど、水の勢いが全然ないんだわね。トイレ使って水流すやん?トイレットペーパーがぜんっぜん流れて行かないんだわ。仕方ないからタンクに水が溜まるのボーッと待って、んでもう一度流すやん?それでもまだ流れて行かないんすよ。んで3回か4回位それ繰り返すと多分トイレットペーパーが流れるんじゃなくて溶けてなくなったんだよな。

ココで思った。こんなトイレじゃー💩出来ねぇ!紙は溶けたけど💩は溶けないだろ流石に!!→結局💩はロビー階にあるトイレでしましたよ。マジ水流れるようにしてくれ頼む!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スキー2024・24~25日@志賀高原(渋峠、横手山)スキー場

2024年05月03日 | スキー

【5月3日】
今シーズンラストスキーは志賀高原までやって参りました。
て言うか、今シーズン志賀高原来たのってシーズン最初と最後だけというね…一昨年辺りから急速に白馬方面にシフトしている気がします。
画像は志賀高原の最奥、渋峠にある超有名な宿「渋峠ホテル」 建物が群馬県と長野県にまたがって建っています。


正直ねー、スキー出来ないんじゃないかなー?って思いながら来たんですよ(だから一応トレッキング出来るように準備もしてきた)
先ず駐車場に車が駐められないんじゃないかな?もし駐車場の空きがなかったらこのまま志賀ー草津ルート走って草津方面まで足伸ばして観光にシフトするのもありかなー…みたいな話しながら渋峠まで来たら、丁度自分達が駐車場に入っていったら奥の方から車が2台位出て来てすんげーいい場所に車が駐められちゃってw


とりあえず渋峠リフトに乗って横手山山頂まで移動。先ずは観光記念写真撮るよねぇ~♪


展望テラスから下界を見ると…もうほとんど雪なんか残ってないんだわねーよくこの状態の志賀高原にスキーしに行こうとするよな自分らもw
フツーに観光に来た人達がスキー板持ってガチャガチャやってる自分らスキーヤーを横目に見つつ「まだスキーやってる人いるよー」って言ってた。すんませんなぁ💦

 

横手山山頂ヒュッテ方面はこんな感じで~
着いた時間が丁度お昼時でさ(11時半位だったかな)山頂ヒュッテは観光客とスキーヤーでごった返してとてもじゃないけど入れる状態じゃないのでサクッと諦める。


で、渋峠ゲレの方に戻って来たら…画像分かり難いと思うけど、コブコースがちゃんと出来てました✨
上段・下段って感じで距離は短いんだけど2本出来てましたねーコレは嬉しかったなぁ!正直もうコブは滑れないだろうなーと思ってたので本当に嬉しい誤算😊


コッチの画像の方がまだコブが見えるかな?コレは下段のコブ
よーく見ると2本出来ているんですが、左のコブの方が若干ピッチが細かいのと直ぐ林が迫ってるのでちょっとプレッシャー感じる💦
自分は1回だけ左のコブ行ったけど、基本右の方のコブばっかり滑ってましたね。


しばらく渋峠でコブ滑って「そろそろ人が減っただろう」と言って横手山山頂ヒュッテに戻って来ました。
本当はお惣菜パンが食べたかったんだけど既に完売していたので(無念!)キノコのスープとパンのセットを(旦那が)注文。自分はビールです当たり前ですw
ココはボルシチが有名なんですが、自分ボルシチよりこのスープの方が好きかもしんない。コレ美味しいし結構腹に溜まるんですよ!オススメ~😊

-----------------------------------------------------------


【5月4日】
この日渋峠までどーやって行こうかディスカッションして、丁度宿の前がバス停になってたのでバスで渋峠までやって来ました。駐車場ジプシーになるのイヤだしね💦
そしたらさー、渋のリフト待ちがエグい!(画像見てよ)昨日の3倍?もっと?人がすんげー来てるぅ~流石GWの連休中日だけあるわー(涙


滑るの5分、リフト待ち15分~20分って感じ。疲れる。
疲れたから渋峠ホテルの中のカフェで休憩。今日は横手山山頂には行かないよ。きっとクッソ混みに決まってるもんっ


渋峠ホテルのワンコさん(マーカス君10歳)


リフトの上からゲレ撮ってみた。
正直、結構まだ雪あるなーって思ったな。今シーズン1~2月が雪が少なくてマジ絶望的だったけど、3月に入って寒波が来てなんとか持ち直した感じでしたね。
GWスキーはムリなんじゃないか…とヒヤヒヤしてましたけど結局コブまで滑れて大満足でした😊
今シーズンはコレにてスキー終了!来シーズンは板新調するぜぇーーー✨
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【映画2024】「あまろっく」@24作目

2024年05月02日 | 映画感想
「あまろっく」

兵庫県尼崎市を舞台に繰り広げられる人情劇。所謂「ご当地映画」というジャンルですね。出演役者さんも関西出身者で固めたそうです。
タイトルの「あまろっく」は「尼崎閘門(あまがさきこうもん)」のニックネームで(閘門の事を英語でLockGateと呼ぶ事から)、更に閘門というのは運河よりも海の水位の方が高い場合、海水が運河に逆流しないように2つの門を設けて水位調整をしながら船などを通すようにする為の門で、コレがある事で台風などで更に海水位が上がったりした場合に水害等から守ってくれるという重要な機能があります。

あらすじ
39歳の近松優子(江口のりこ)は仕事に情熱を注いで生きてきたが、理不尽なリストラで失業して以来、実家でニートのように暮らしている。一方、優子の父で町工場を営む竜太郎(笑福亭鶴瓶)は、「人生に起こることは何でも楽しまな」を口癖に近所の住民たちと面白おかしく毎日を過ごしていた。ある日、竜太郎が再婚すると言って20歳の早希(中条あやみ)を優子に紹介する。優子は19歳年下の義母を受け入れられないまま、3人での共同生活を送り始める。(Yahoo!検索情報から丸パク)

正直、大して期待もしてなくて(ヲイ)たまたまヒマで丁度いい時間で観られる映画が本作だった、というだけで鑑賞したんですが。
江口のりこさんのやさぐれキャラが最高ですよね!イラ付いていて不機嫌でちょっと顔を背け気味にして悪態ついてるんだけど、ちょっとだけ泣きそうな表情なのが絶妙過ぎて…本作の優子というキャラにハマり過ぎていてだんだん愛おしくなって来るんですよ。いや明らかに段々愛おしく見えるように演技しているんですよね天才だなぁ!
更に優子と丁々発止する嫁の早希を演じる中条あやみちゃんのキャラも良かったわ。優子に初手からガツンと意地悪言われるんだけどメソメソしながら鶴瓶師匠にクネクネすり寄るのかと思いきや、胸張ってガッツリ言い返してて優子タジタジって感じでスカッとするw

ところで本作の予告編は何度か観ていたので大体のあらすじは分かっていたんですが、予告編を観ても映画ポスターを観ても笑福亭鶴瓶師匠が本作の主人公で、気難しい独身年増の娘と明るいだけが取り柄みたいな20歳プリプリ女子の嫁の間を上手く漂って笑いと涙で引っ掻き回すどたばたコメディ人情劇なんだね、と思い込んで観始めて…結構序盤で全く想像外のトンデモ展開になったので「はあぁぁぁ!?」ってなったわ(滝汗

話はココからが本番、って感じ。
自分が思ってたんと全然違う展開だったけど、それが良かった。まるで水と油のように見えた優子と早希だけど、なんだかんだでお互い心配し合ってジリジリと心の距離が詰まって行く感じが凄く観ていて気持ちがいい。お互いが思いやり合うからこその気持ちのすれ違いもあるんだけど、そういうエピソードすら愛おしい。
それから脇を固めるキャラも皆んないい感じだったなー。おでん屋台の兄ちゃんを駿河太郎さんが演じられていて(直接絡みはないけど作品内親子共演ですな♪)ずっと優子に寄り添って励ましていて、あーコレはお見合い相手とすったもんだの末に結局一番傍にいたおでん屋の兄ちゃんの愛に気付いて大団円のパターンなんやね♪って思いながら生温~い気持ちで観てたら全然結末が違っててある意味肩透かし感エグかったわw

劇中で何度も「俺はこの家の尼ロックなんや」というセリフが出て来たり、いつも何もしないでニヤニヤしながら街の中を歩き回ってるだけに見えた父・竜太郎の過去のトラウマ(阪神大震災ネタ)等、思いっきり尼崎に寄り添っている…嫌な言い方すれば「ちょっとあざとい」んですが、コレは演者さん達のお人柄の良さに救われていると思いますね。見え透いてると思いつつもしんみりしたりホッコリしたり、結局どっぷりこの世界観に浸かってる自分がいる、という感じでw

「ご当地映画」ってカテゴライズしちゃうとその地方に縁のない方が「あー、自分関係ないしなー」って避けちゃう傾向があると思うんだけど、本作確かにご当地モノではあるものの普通に人情モノ映画として誰が観てもいい気持ちにさせて貰えるステキな作りの作品ですので、好き嫌いしないでたまにはこういう作品観て疲れた心を癒されちゃって欲しいですね😊
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【映画2024】「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」@23作目

2024年05月01日 | 映画感想
「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」

19世紀イタリアで実際に起こった誘拐事件を題材にした人間ドラマ。制作がイタリア×ドイツ×フランスなのでスタッフ&演者にほぼ見覚えなし。
本作は2023年(第76回)カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されたんだそーです。

あらすじ
1858年、イタリア・ボローニャのユダヤ人街。家族と共に暮らしていた7歳の男児エドガルド・モルターラ(エネア・サラ)は、「何者かに洗礼を受けた」という情報により、教皇の命を受けた兵士たちに連れ去られてしまう。彼の両親は息子を取り戻そうと奔走し、世論や国際的なユダヤ人社会の支えも得て、事態は政治的な様相を呈していく。しかし、教会とローマ教皇は揺らぎつつある権力を強化するため、エドガルドを両親のもとに返そうとはしなかった。(Yahoo!検索情報から丸パク)

先ずね、キリスト教×ユダヤ教の事をサラッと勉強しておいた方が本作の背景が分かり易いと思う&19世紀イタリアの歴史もサラッと知っておいた方がー…てね、要するに日本生まれの日本育ちな上に高校時代に日本史選択(あ、自分の通ってた高校、歴史が日本史か世界史の選択科目だったん)、実家は浄土真宗(まあ、ザックリ言うとほぼ無宗教)な自分のような割と平均的な日本人には非常~に取っかかり難い題材の作品、と言えるでしょう💦

だから、映画が始まってしばらくは何が起こっているのか?どういう状況なのか?がサッパリ要領得なくてクチぽかーん(゚Д゚)
まあ、もしもザックリでも本作について予習した上で鑑賞していたとしても「ちょっと何言ってるのかワカリマセン(サンド富澤風)」的な展開ではあります。

話は誘拐されてローマ教皇の元でコツコツとキリスト教の教義を叩き込まれて洗脳されていくエドガルド少年の様子と、我が子を何とかして取り戻したいとマスコミ煽動したり法廷で争ったりと八方手を尽くして頑張るユダヤ人ファミリーの様子を平行して見せているんですが、法廷での証言シーンで赤ん坊のエドガルドに勝手に洗礼を受けさせたのが当時モルターラ家で働いてた下女で、しかもその洗礼というのが水を赤ん坊のおでこにペペッと引っ掛けて一言定型句を言うだけで誰がやっても1秒で洗礼として成立する、というのが驚愕でしたね。
しかも洗礼を受けたかどうかの証拠が「下女が自分がやったと言った」という「言ったもん勝ち」みたいな超いい加減な…こんなもんイタリア国内、いや世界中でキリスト教徒が同じ事やったら地球上ほぼキリスト教徒で埋め尽くされますぜwみたいな、ネタかよ!って言いたくなるような展開w

当時はまだイタリアが現在のイタリアとは違って、小さな都市国家の集合体のような混沌とした状態で、宗教で治めようとするローマ教皇(バチカン)と新たに台頭してきた自由主義運動がバッチバチになっている中、力を失いつつあるキリスト教が何とか復権を狙ってユダヤ教徒の取り崩しと取り込みを図ろうと誘拐を繰り返していた(のであろう)背景が観ている内になんとなーく分かってきます。
まーそれにしたってちょっと有り得ない話だと思いますよ。コレが史実だったというのが本当に驚きです。この映画観て「キリスト教って素敵✨(トゥンク…)」って思う人、多分何処か病んでると思うわ。いや…と言うよりも本作明らかにキリスト教に対して悪意を感じる表現だった、と考えるべきかもね。自分は上にも書いたけどバッキバキの無神論者日本人なので、キリスト教×ユダヤ教辺りの宗教戦争?宗教論争?について不勉強だし…まあ本作を観た印象が「キリスト教による宗教弾圧の悲劇」という風に見て取れた、という事で。

そんなこんなで…幼くして無理矢理家族から引き離され母の面影を追い求めて泣いていたエドガルド少年が、年齢を経てすっかりキリスト教の教義に洗脳され、母と約束したユダヤ教のお祈りを忘れ、そして今際の際の母親にある施しをしようと意図して実家に戻って来る。市井に溢れるB級ホラーよりも100倍背筋の寒くなるようなお話でした💦

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする