事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

オフコース~生まれくる子供たちのために

2007-08-15 | 音楽

Oda_live01 「生まれ来る子供たちのために」
作詞 小田 和正

多くの過ちを僕もしたように
愛するこの国も戻れない もう戻れない
あのひとがそのたびに許してきたように
僕はこの国の明日をまた想う

ひろい空よ僕らは今どこにいる
頼るもの何もない
あの頃へ帰りたい

ひろい空よ僕らは今どこにいる
生まれ来る子供たちのために何を語ろう…
何を語ろう

君よ愛するひとを守り給え
大きく手を拡げて
子供たちを抱き給え
ひとりまたひとり 友は集まるだろう
ひとりまたひとり ひとりまたひとり

真白な帆を上げて
旅立つ船に乗り
力の続くかぎり
ふたりでも漕いでゆく
その力を与え給え
勇気を与え給え

1980.3.5リリース

M0000668_0 ……資本主義の極北マクドナルドでバイトしながらも、非武装中立論に傾倒していた左翼少年にとって、この“愛国歌”は許し難かった。

「あのひと」がそのまま天皇を表すととるほど意地悪な観方はしないが、「頼るもの何もない あの頃にかえりたい」が安保反対をシンボライズしているととるほどお人好しでもないのだ。

「愛を止めないで」や「さよなら」の直後にリリースされたにもかかわらず、この曲はヒットしなかったので誰も問題にもしなかったのだろうが、私はひとり不愉快な気持ちを捨てられずにいた。

 しかし今考えれば、劇団四季の浅利慶太の口車にのり、中曽根戦後最低宰相に擦り寄って行った、さだ(防人の詩)まさしや谷村(昴…あれが軍歌でなくてなんだ?)新司に比べれば、小田はまだマシとも言えるが。でも、昔は第一生命のCMソング(「僕の贈りもの」)をやっていたくせに、今は明治生命のために「言葉にできない」を絶唱する彼を見ていると、ま・何にも考えていないのかな、という気もする。以下次号

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オフコース~もう歌は作れない

2007-08-15 | 音楽

 事務職員の多くが組合の社対部員(地区によっては福対部、とか名称はいろいろだが)になっている。私も○○小学校では分会長兼社対部員だし、県教組事務職員部長は学校生活協同組合の理事(「まあ一般の会社の取締役ですね」と職員に言われてたまげた。お中元やお歳暮はありがたかったなあ)にもなる仕組みだったので、今でも他の人よりは学生協の販売促進に熱心だと思う。

 理事会では商売にはまるっきり素人であるにもかかわらず「アイキャッチャーの意味もあるんだし、もっとCDやパソコン関係に力を入れたらいいんじゃないかな」とか能天気な発言をかましたりしていた。その気持ちに変わりはないが、チラシの中にそれ系が増えてきたのをみるとちょっと悪いことをしたかな、という気になる。なにしろパソコン関係は利幅が小さくてかなわないらしいので。

Offcourse うちの学校の一番のお得意様は調理員たちだ。この人たちは3人ともほとんど同世代だし、まったく同学年のお姉さん(自分と同い年の人間は意地でもおばさんとは呼ばない。呼んだら殺されるだろうし)もいる。「サタデーナイト・フィーバー」の話をする人は今でも多いが、その続編「ステイン・アライブ」のビデオがどのレンタルビデオ屋にも見当たらない!と怒るあたりは同学年ならではだ。

 その彼女たちの今回のお買い物はCD。しかも一人は「オフコース1969-1989」、もう一人は「NSPシングルコレクション」いい加減にしろよなー。まあチラシにとりあげられるくらいなのだから、今の地方公務員にとってこいつは売れ線ということなんだろう。私たちにとってのナツメロとは、このラインなのだ。いい時代なんだかなぁ。

「でものー、車さMD付いでんなんでも、うぢさねさげー、ダビングしてよー」こてこての川南弁(同じ酒田でも最上川の北と南では文化圏がはっきりと分かれる)。
「……やります。」社対部員だし、チキンが給食に出るときはスペシャルメニューにしてもらってるし……(私は鶏肉が食えない)。

 で、今オフコースの全36曲をMDに落としているところだが、それこそ彼らの全盛期にあれほど毛嫌いしていたにもかかわらず、今聴くと、それほど悪くないのだ。「サウンド的にはジェネシスを目指している」というあの頃の小田の発言は今でも笑えるが、「眠れぬ夜」や「もう歌は作れない」等のフォーク丸出しの初期は、私も結構気に入って聴いていたのに、どうしてあんなに嫌ったのだろう。

 思い出した。
 この歌のせいなのだ。

 以下次号

コメント (2)
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