事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「野生の証明」(’78 ヘラルド=東映)

2008-07-08 | 邦画

Yaseino_syoumei_2  なぜか封切りの時に観てなかったんですよこれ。わたしは角川映画には好意的な観客だったし、原田知世ほどではないにしろ、薬師丸ひろ子は好きだったのに。

「おとうさん……こわいよ」というTVスポットは、彼女のかわいさの頂点かも。しかしその大量のTVスポットと、岩手で行われているはずの自衛隊の演習シーンが海外ロケであることが強調されすぎたことで、もうお腹いっぱいで観なかったんだと思う。まあ薬師丸のPVだと思えばそれなりに楽しく観ることができました。

舘ひろしが情けねー役で笑わせます☆☆☆

おまけに角川もう一本。

復活の日」(’80 角川春樹事務所=東宝)
 これも観てませんでした。そしてそれは正解でした!ファナティックにわめき続ける役者たち、あまりに情緒的すぎる演出……深作欣二の悪いところが爆発しているかのような映画。とりあえず時間を返してくれ(>_<)

それからもう一つどうしてもいいたかった。アメリカ向けのタイトルは単に「ウィルス」。原作の小松左京がめざしたものは、そんな題名でくくられる話ではなかったはずなのに。

それにしてもこんなストーリーでオリビア・ハッセーはよく出演したよな★

画像は、オリビアのことをもうアップすることはないだろうから彼女のいちばん美しいときのものを。そりゃもちろん「ロミオとジュリエット」のとき。ん?でも近ごろマザー・テレサも演じたはず。うーん美少女はいつの間にか演技派に。うれしい。すごくうれしい。

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「ターミナル」(’04)The Terminal

2008-07-08 | 洋画

Vifr002735_250  当然観ているべき映画でありながら、どうしても観る気にならない映画ってないですか。前にも言いましたが、わたしは「ウエストサイド物語」(どうしても「ウエストサイドストーリー」とは呼べない)も「卒業」も「エデンの東」も観たことがない男。でもこんな名作でなくても、自分のストライクゾーンに入っていることがミエミエでありながら、なんとなく敬遠しがちな……

「ターミナル」は、そんな映画だ。

 スピルバーグ+トム・ハンクス。どちらも好きだけれど、二人ともやたらに“うまい”わけじゃないですか。だからこの二人が組んだらさぞや……とかえって観る気がそがれてしまっていた。「空港から出られなくなった男」というストーリーもいかにもあざといし。でも我慢して(笑)観てみたら、いやこれは面白い。なにより「空港から出られない」のではなく「空港から出る機会を与えられながらある理由のために出ない」お話だったのはよかった。

その理由のためにちょっと泣きました。やっぱうますぎる☆☆☆★★★

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