事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

八重の桜~第二十三話「会津を救え」

2013-06-09 | テレビ番組

Kannjiyashihori02 第二十二話「弟のかたき」はこちら

前回の視聴率は13.3%と不調。悲惨な展開はなお続くのでしんどいか。

今回は、Vシネ演技が憎々しい長州の世良修蔵(小沢仁志)が会津を愚弄することに耐えかね、ようやく実を結んだ奥羽列藩同盟がゆれ動く様を描いている。

何年か前、山口県と福島県の民間交流が実現したというニュースが流れた。おいおい明治維新から何年たってんだよと思ったけれど、こういう次第だとお互いがお互いを許せずにいたのも理解できる。

「なんもかんも遅れた土地よ」

オレも怒っちゃうぞ東北人として

ただ、官軍側がオールスターなのに、奥州側はどうも地味。河井継之助にしてからが見たことのない役者さんが演じているので、会津の孤独はいっそう露わになっている。いかにも次の出番がなさそうですしね。

詩吟の集まりから帰って来た父親は「おー『八重の桜』か。鶴ヶ城だのー」とマニアックなことを。会津戦争にしろ、西南の役にしろ、詩吟は敗者を徹底的に美化する傾向があることに気づく。その悲劇は白虎隊によって頂点に。

斎藤一(KJ)と高木時尾(貫地谷しほり)がついに邂逅。KJがNHKのサイトで出演の動機を語っていて「福島のためにできることがあるなら」だったのは泣ける。ロッカー。

しまった。この週末、東京にいたのだからドラマゆかりの土地を訪ねてもよかったのか……似合わないことはできません。

どうも近ごろ演出が“薄く”なっているような気がしませんか。怒濤の展開ではあるけれど、コクがないような。これからが血まみれなので、わざとフラットにしているのだろうか。視聴率の挽回はまだ見込めないのかな……13%台維持と読みました。

第二十四話「二本松少年隊の悲劇」につづく

コメント (2)
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