2022年公開ではあるけれど、当初はもっと早く、2019年には全米公開される予定だった。それがコロナの関係で延びに延びて2022年5月に日米同時公開ということに。
だからわたしはこの映画の予告編を何度も何度も観ることになった。で、こう考えていた。いまさらトップガンの続篇つくってヒットするのかなあ、と。
なんと36年ぶりの続篇なのである。前作をリアルタイムで見ていた観客はみんなおっさん&おばさんなのである。正確に言えば半分はおじいちゃんおばあちゃんになってない?
わたしが「シン・ウルトラマン」を見終えて映画館のロビーに出ると、ほぼ同世代の教職員がすわっていた。
「ウルトラマン面白かったぜー」
「えー、おれはねえ」
「あ、トップガンか」
初日だったのである。
「だよー」
彼はすでにパンフレットまで買って気合いが入っているのである。みんな、そんなに楽しみにしてたのか。
結果として大ヒット。どうして?どうしたの?みんなそんなにあの第1作が好きだったの?
実はわたしは苦手な映画だったのだ。はて、三十数年前は、わたしは「トップガン」をどう見たのだろう。
日本公開は1986年12月6日。この日付からも日本で配給したUIP(パラマウントとユニバーサル作品を配給していた、当時チョー強気だった会社)の期待がうかがえる。正月映画の本命だったのだ。
そしてその計算は当たり、洋画興行成績で年間トップになっている。以下次号。