事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2021年8月号PART2 「日本で一番文章がうまい作家」

2021-08-28 | 本と雑誌

PART1「追悼チャーリー・ワッツ」はこちら

「戦後の日本文学で一番文章的にうまいと思うのは、安岡章太郎と藤沢周平なんですが、あの二人は寄りかかってないんだよね」

字面の美しさに酔ったり、音の響きに寄りかかりがちな、日本語の寄りかかり性を嫌う村上春樹の発言。そういえば、藤沢周平も海外のミステリを好んだ人だった。

ということで本日の1冊は藤沢周平の「本所しぐれ町物語」。ここまで来るとむしろ訳しやすいんじゃないか。すばらしい語り口。

PART3「学校なんて」につづく


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