「STAND BY ME ドラえもん」特集はこちら。
ということで昔の事務職員部報から転載します。2000年3月7日付の第315号より。最終回が近いのでちょっとシリアススペシャルとして長めになっております(笑)。当時からバカだったなあ。
《アニメのお話です。部屋を明るくしてお読みください》
先日、テレビでドラえもんスペシャルが放映されていた。
「あ、『結婚前夜』か。これ観てなかったんだよな」
女子高生である姪に、息子をドラえもん映画に連れて行く係をお願いできるようになり(しっかりお小遣いはとられる)、唯一観ていなかった短篇がこれだった。
長篇はすべて、もう何度も何度もビデオや映画館で見せられている。ひょっとしたら私は日本で一番ドラえもんを観ている40才ではないかと思うくらいだ。
子どもたちとそのテレビを眺めていると、十数年後、のび太と結婚するしずかちゃん(※)……期待に違わず綺麗になっている……が、お父さんに「私、結婚するのやめるわ」と告白するシーンで
「あ、やばい」
と二階の自分の部屋に駆け上った。
……ほぼ同時に涙が噴き出してきた。
※しずかちゃん
必然性のない入浴シーンは、「水戸黄門」の由美かおるとともに、すでに名物になっている。
プロとして学校に勤めていながら何を甘いことを、と言われそうだが、卒業式の季節になると無闇にせつない気持ちになる。
別れがつらいのはもちろんだが、晴れ晴れとした彼らの顔を見ると、こいつらも大人になってしまうのか、と何やら『物語が終わってしまう』ような気がしてしまうのだ。
【PART2につづく】
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