事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

田舎の選挙PART1

2015-11-24 | ニュース

10cc - Dreadlock Holiday

ちょっと古い話になってもうしわけない。どうにもこうにもこの事件は気持ち悪くて忘れられない。記事をまず読んでほしい。

前議長、全選挙で買収・山形地裁 尾花沢市議選公選法違反、初公判
2015年10月02日 山形新聞

 7月の尾花沢市議選で有権者に現金を配ったとして公選法違反(買収など)の罪に問われた、同市議会前議長で現市議の鈴木敏正被告(70)=同市上町1丁目=の初公判が1日、山形地裁であり、鈴木被告は起訴内容を認めた。検察側は、鈴木被告が20年前の初出馬時から今回まで過去6回の市議選全てで買収を行い、金を配らずとも確実に得票できる固定票すら把握できなくなっていたと指摘。1票当たり5千円で買収したとした。

 検察側は冒頭陳述で、これまでに行われた買収の実態を明らかにした。鈴木被告は1995年に初出馬。親戚や知人の100票程度しか見込めずに不安になり、現金や物品による買収に手を染めた。その結果、約800票を得て当選した。

 初回選挙で買収をしたことにより、鈴木被告は再選を目指した99年の選挙で自分の固定票が分からなくなり、落選への不安から再び買収を行った。その後も選挙のたびに同じ状況に陥り、買収は常態化。これまで経験した全選挙戦で現金などを配った。
 
 議長として臨んだ今回の市議選では、立場を重く見て大きく票を減らすことはできないと考えた。さらに地元の尾花沢地区からは新人3人が出馬し、同地区の候補者が前回選挙よりも1人増えたことを恐れ、犯行に及んだ。(以下略)

……議長として臨んだ選挙。落選などおよそ考えられない状況で、どうして金を配るなどという愚劣で低レベルな違反に手を染めたのだろうと不思議に思っていた。実際、この人はトップスリーに入る票で当選している。まあ、プライドの問題なのかな、程度の認識でこの人に関するニュースにはそれで興味を失っていた。まさか“買収をしなかったことがなかった”人とも思わずに。

 選挙違反によって地位も名誉もすべて失った彼は、さぞや意気消沈しているだろう。晩節を汚した報いはあまりにも大きい……と思ったら。以下次号

本日の一曲は10ccの「トロピカル・ラブ」この邦題はなんとかならなかったのか(笑)。原題はDreadlock Holiday。ジャマイカの素晴らしき休日の歌。もちろん皮肉です。学生時代にマクドナルドでバイトしているとき、深夜の小田急線の踏切のカンカンという音と、この曲のリズムがみごとにシンクロしていたのを思い出します。名曲。

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