ガイ・リッチー三昧1 「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」Lock, Stock and Two Smoking Barrels (1998 ユニバーサル=SONY)
2023-01-07 | 洋画
「キャッシュトラック」があまりに面白かったので、久しぶりにガイ・リッチーに注目。
彼のキャリアを見ると、メジャーデビュー作がこの「ロック~」で、なんといきなりその年のイギリスでの興行成績 1 位になっている。
以降、コンスタントにキャリアを積み上げて……とはいかないのが面白いところ。誰にでも浮き沈みはあります。
さて、さっそくその「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」をレンタル。いきなり意味不明なタイトル。
調べてみたら、これは銃の部品を用いたイディオム
Lock,stock,and smoking Barrel
で、「照準をロックし、弾を込め、弾倉からは煙が出ている」
ということで、要するによくわかんないけど「これで全部」ということなのだそうだ。英語圏の人たちは本当にこんな言い回しするのかいな。
で、バレルが複数形にアレンジしてあるのがこの映画のラストを象徴している。なるほど。
もしもあなたがガイ・リッチー監督作品を初めて見るというなら、こんな説明は無用だ。彼の作品の特徴は
・圧倒的な速さの場面転換
・わけのわからないシーンの連続が、最後には伏線としてすべて回収される
……という快感を味わえばいいわけだし。イギリスでの大ヒットは口コミで面白さが知られたからだろう。
借金まみれになってしまったドジな四人組のひとりがジェイソン・ステイサム。「キャッシュトラック」同様に彼の語りがいい感じ。特別出演的にスティングが登場したのには笑った。
ダスティ・スプリングフィールドの「スプーキー」などのサントラもいかす。
「ロックンローラ」篇につづく。
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