事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

勝手に人生相談Vol.37 ぼくは悪くない

2020-05-31 | 日記・エッセイ・コラム

TOKYO No.1 SOUL SET 「夜明け前」 (CLIP)

Vol.36「退職教員」はこちら

60代自営業男性。妻との間に会話がなく、避けられています。

子どもが大きくなり、妻から一緒に過ごす時間を増やしてほしいと数年前に言われたことがきっかけです。私は休日、ゴルフに出かけますが、妻は子どもがいたので寂しくなかったのだと思います。

しかし私は妻からの愛情を感じておらず、その申し出を素直に受け取れずに拒否しました。妻が私を大事にしていないとも思っており、妻にもそう説明しました。ただ、話し合ううちに状況が悪くなりました。

私は仕事をがんばり、家族には何不自由ない生活をさせました。また、友だちにも頼りにされ、人望もそれなりにあると思います。

私の言葉がきついと周りに言われ、傷つけてしまうようですが、悪気はありません。そのことも含めて受け入れるのが愛情ではないでしょうか。この年で自分が変われるとも思えません。

こんな生活を送らなければならないほど自分が悪いとは思えず、理不尽に感じます。どうしたらいいのでしょうか。(東京・S男)

で、出たあ。久しぶりの大物。この人の相談をいちいちチェックするだけで大物感出まくりです。

・妻は子どもがいたので寂しくなかった→自分に都合のいい解釈

・私は妻からの愛情を感じておらず→自分にわかるように愛せと強要している

・妻が私を大事にしていない→わたしを満足させるまで世話をしろ

・家族には何不自由ない生活をさせました→根拠のない自信

・友達にも頼りにされ、人望もそれなりに→人望のある人はこんなこと言わない

・私の言葉がきつい→悪感情が底にあるかもとは考えないのか

悪気はありません→信じられません

・そのことも含めて受け入れるのが愛情→奥様に同じことを訊いてみなさい

・この年で自分が変われるとも思えません→変えようとも思っていないくせに

・こんな生活を送らなければならないほど自分が悪いとは思えず→はっきり言います。世の中では、こういうことを自業自得と表現しているのを承知してください。

本日の1曲はTOKYO No.1 SOUL SET「夜明け前」いいよね。

Vol.38「最凶の母3」につづく


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