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映連(日本映画製作者連盟)の記者発表会が行われ、2015年の興行動向が明らかに。この記者発表会は映連にとって大きな事業で、各映画会社のトップが勢ぞろい。興行収入(2171億円)、動員(1億6663万人)ともに好成績だったので、おだやかな会となったようだ。
さあ2015年の興収トップテン。まずは邦画篇。
1位「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」 東宝 78億円
2位「バケモノの子」 東宝 58.5億円
3位「HERO」 東宝 46.7億円
4位「名探偵コナン 業火の向日葵」 東宝 44.8億円
5位「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」 東宝 39.3億円
6位「ドラゴンボールZ 復活の「F」」 東映 37.4億円
7位「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」 東宝 32.5億円
8位「映画 ビリギャル」 東宝 28.4億円
9位「ラブライブ!The School Idol Movie」 松竹 28億円
10位「映画 暗殺教室」 東宝 27.7億円
……東宝強し、アニメ強しなのはあいかわらず。邦画トップテンのうち、わたしが観たのは「バケモノの子」だけ。怠惰ですわたし。
にしても、「妖怪ウォッチ」人気はすごかった。会社にとっては、入場料収入と同時にグッズが飛ぶように売れたはずなので、うまい商売になっている。シネコンのロビーは大混雑だったろうな。
定番がしっかり稼いだ東宝だけれど、だからこそラインナップにおいて、テレビに頼らないヒット作がもうひとつふたつあるべきだったと思う。この10作品が、歴然と中高年向けではなかったこともさみしい。
子どもを連れてきた親たちが、今度は夫婦で観に来ようと思えるような作品のポスターが映画館に貼っていなければ、映連の悲願である年間観客数2億人などとてもとても……
洋画篇につづく。
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