久しぶりに芥川賞と直木賞の予想をやってみましょうか。
<芥川賞> 年齢 候補作 候補回数
石田夏穂 31 「我が手の太陽」群像5月号 2
市川沙央 43 「ハンチバック」文学界5月号 初
児玉雨子 29 「##NAME##」文芸夏季号 初
千葉雅也 44 「エレクトリック」新潮2月号 3
乗代雄介 37 「それは誠」文学界6月号 4
……さっぱりわかりません(笑)。読んでないし知らないし。ハンチバックだろうとは思う。
<直木賞>
冲方丁 46 「骨灰」KADOKAWA 3
垣根涼介 57 「極楽征夷大将軍」文芸春秋 3
高野和明 58 「踏切の幽霊」文芸春秋 2
月村了衛 60 「香港警察東京分室」小学館 初
永井紗耶子 46 「木挽町のあだ討ち」新潮社 2
……一転してこちらはすごいメンバーが並んでる。しかもみんな面白そうな作品なのだ。
冲方丁はそのキャリアからいって直木賞をとっていない方が不思議。ただ、不起訴になったものの奥さんに暴行をはたらいたとされる事件は影響するだろうか。まさかね。
垣根涼介はわたしにとっては「ワイルド・ソウル」の人なんだけど、近ごろは時代小説で名をあげている。この作品は足利尊氏を描いているとか。
高野和明は、あの「ジェノサイド」以来、11年ぶりの長篇とか。11年もなにやってたんですか。
月村了衛はお得意の警察もの。どうして機龍警察シリーズでとれなかったんだ。
永井紗耶子の作品は山本周五郎賞受賞作。ベストセラーにもなっている。
うーん、わたしは月村了衛のファンだから応援したいけど、直木賞らしいといえば「木挽町のあだ討ち」になるんだろう。ただ、山本周五郎賞を受賞済みというのがマイナスにはたらくかもしれない。
浅田次郎と林真理子、そして伊集院静はそれでも永井紗耶子を推すだろうな。宮部みゆきと高村薫は月村了衛。角田光代と桐野夏生、三浦しをんは冲方丁。
さんざんもめて、「木挽町のあだ討ち」と「骨灰」の2作に落ち着くと読みました。うわ、どっちも文藝春秋じゃない。
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