第45回「八幡宮の階段」はこちら。
「次はのんこの茶碗。黄檗山金明竹、遠州宗甫の銘がございます寸胴の花活け。織部の香合。『古池や蛙飛びこむ水の音』言います風羅坊正筆の掛物。沢庵・木庵・隠元禅師貼り混ぜの小屏風……この屏風なァ、わての旦那の檀那寺が兵庫におまして、兵庫の坊(ぼん)さんのえろう好みます屏風じゃによって、『表具にやって兵庫の坊主の屏風にいたします』と、こないお言づけを願いとう申します」
……これは落語「金明竹(きんめいちく)」のなかで、上方なまりの男が早口で店の主人への伝言を語ったもの。聞いていたのは主人の奥さんと、どこか抜けている甥っ子。どちらも聞き取ることができない。柳家喬太郎バージョンでは
「ラップ?」
とかまして笑わせていた。
今回は義時(小栗旬)と政子(小池栄子)が、慈円(山寺宏一)の口上を聞き取ることができず、目を見合わせる。引用としておみごと。
将軍となった政子は、慈愛にみちた政治を志し、野心を見せた実衣(宮澤エマ)を許す。それに比べて義時は……
さて、世間では義時がどのような最期を迎えるのかで盛り上がっている。いろんな説がある。
・妻ののえ(菊地凛子)による毒殺
・三浦義村(山本耕史)の奸計にはまる
・息子の泰時(坂口健太郎)が歯向かう
でも、今回の展開を見れば、誰が義時の死を命ずるかは見えてきた。ここは読み違えば恥ずかしいけれど、黒幕は北条政子ではないかと愚考します。だからこそ落語を引用した穏やかなシーンが必要だったのでは。
第47回「ある朝敵、ある演説」につづく。
その際の泰時の対処も予想してるのですが、
最終回のモデルのクリスティ作品は
全然思いつきません💧
ミステリ作品を読んでいるようで
楽しいです^ ^
それはそれで笑えるけど。
私のなかで上位のダークな作品なんですけど。
犯人の犯行後の顛末を考えると、
わざわざあの役者さんをキャスティングした意味もキャラ設定も納得です。
そして史実からもそう離れない気がします。
こう予想してると止まりませんね、楽しくて。
でもこれ予想が当たっても外れても
小説のネタバレになっちゃうので
言えなさそうですよねぇ。
あーだこーだと予想を披露し合うの
楽しそうなんだけど。
どうするんだろうと思います。
すでに撮影おわってるわけなので気をもんでも
しかたないけど(笑)