SF者ではないわたしだって承知している巨匠ハインラインの名作。特に日本では評価が高く、オールタイムベストSFに選ばれたりしている。1950年代から21世紀を眺望し、未来が悪くないものとした楽天性と、猫を愛する主人公に代表される叙情性がうけているのだろう。
発明家である若き主人公は、家事を省力化するロボットを事業化する。まるでルンバの登場を予期していたよう。しかも彼はそのロボットを汎用の部品で作り上げるのだ。単なる絵空事に終わっていないわけ。
21世紀に生きるわたしたちは、「お、これってワープロソフトじゃん」「動く歩道をこんなに前から思いついていたのか」と驚かされる。しかし彼の想像とは違った方向に進化したものもわたしたちは持っている。スマホだ。
携帯はハインラインも予測したようだけれど、これだけ伸びしろが大きい機械はそうはない。しかも、誰でもこの機械を所持しているという状況は、たとえば30年前の自分は想像もしなかった。
スマホの画面を見てつくづく思う。わたしたちは今、未来に住んでいる。
なので家に今もあるし想い出が多すぎて,新訳苦手で未読です.
そろそろ読もうかなあ.
ことは言えませんが、確かに原作には
ちょっとそぐわない感じがありました。
SFの古典ぽさが(計算していたにしろ)
ないんですよね。
ああしかしリプレイはなつかしいな。