「猫型ロボットのネクタイ」篇はこちら。
「色々あったけど妻と週末に刈屋へ。10時ぐらいだとまだ買えるかな。あきづき。でけー」
「伍長、隣にセブンスターを置いてくれないと」
「お前マジでいつの生まれなんだ。にしても……」
「うまかったっすねー!!!!」
……酒田の北部にある刈屋(かりや)の梨は既にブランド化。週末は大挙して客がやってきて、メジャーどころはすぐに売り切れる。でも小さなところはまだやっていて
「まだ買えますか?」
「大丈夫ですよ。ご家庭用のとか贈答用とかあるんですけど……」
「じゃあ、家庭用で」
「ごめんなさいもう予約で満杯で」
うちの奥さんがよけいなことを。
「スーパーで刈屋の梨を買っても、おいしくないときもありますよね」
お店のおばさんは
「まあ、人によって育て方も違うし、スーパーに回るときは3日ぐらいたってるときも。ここにあるのはほら、今朝穫ったのばっかりだから。あきづきはね、甘みが少ない品種だったんだけど……」
「そうですかあ」
うちに帰ってとりあえず食べる。衝撃のおいしさ。
てな話を職場でしていたら、上司は
「あきづきが一番うまいよね!」
なるほど。納得。来週末でおしまいみたいなので急げ!
「庄内柿ですけどなにか。」篇につづく。
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