事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2022年財形貯蓄号

2022-10-13 | 明細書を見ろ!(事務だより)

年に一度の財産形成貯蓄預金、いわゆる財形の募集がスタートしました。1年間のなかで、新規加入や積立額の変更ができるのは基本的にこの時期だけです。

「財形ってやってるか?」

事務室にやってきたとっぽい業者にきいてみた。

「やってますよー」

そういうタイプじゃないと思っていたのに、意外だ。

「まあ、このご時世に利息とかは期待できないけどな。」

「ですよねー」

「でも給与天引きってのがミソだな。定年になったときにしみじみやっててよかったと思った。天引きじゃなかったらこんなに貯まってなかったって確実に言えるもん」

「自慢げに言うことですか」

「まあ、節税とかも考えるとiDeCo(個人型確定拠出年金)とかNISA(少額投資非課税制度)の方が今は圧倒的に有利だけど」

「あ、おれどっちもやってます。」

意外だ……。

財形関係の用紙は常備しています。意欲のあるかたは10月25日(火)まで、事務室へ。

画像は「むしろ、考える家事」山崎ナオコーラ著 KADOKAWA

意図的に角川の本をチョイス。家事をめぐるエッセイ集。あっという間に読み終える算段でしたが、あまりの内容の濃さ、名言てんこ盛りなので読み終えるのに一週間もかかってしまいました。たとえばこんなフレーズ。

「私は、損を気にしない。極力ポイントカードを作らないことにする。ポイントの考えごとも面白いし、ポイントを貯めるのが好きな人もいるのだろうが、私は好きじゃない。私は好きじゃなかった。他の考えごとをしたい。」

ごもっともですっ!こんな金言が全ページにわたって繰り広げられるのだ。おみそれしました。さーすが山崎ナオコーラ

ってことを近ごろPayPayがどうしたのdポイントがいくら貯まったのかを気にしている男に言われたくはないですわね。


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