亡くなった大林宣彦についてはいろいろと考えるところがある。
メジャーデビュー作「HOUSE」を、地元の映画館港座で見て(併映は山口百恵の、あれはなんだったっけなあ)その驚愕の映像に「うわーやられた」と脱帽。わたしが見た恐怖映画のなかで、もっとも怖かったのはこれと「サスペリアPART2」です。きっとわたしだけだと思います。
「転校生」で小林聡美に
「お?」
と胸をおっぴろげさせたあたりで、HOUSEで池上季実子をフルヌードにしたこともあいまって、脱がせの達人なのかとすら(笑)
「時をかける少女」(言わずと知れた原田知世の代表作)
「彼のオートバイ、彼女の島」(あ、この作品でもなんと知世のお姉さんである原田貴和子を脱がせている)
「野ゆき山ゆき海べゆき」(鷲尾いさ子!)
「異人たちとの夏」(幽霊となった秋吉久美子のセリフに泣いた)
「青春デンデケデケデケ」(浅野忠信が出てたんだなあ)
「麗猫伝説」(桂千穂脚本で趣味に走りまくり。入江若葉がすばらしかった)
「理由」(宮部みゆきのあの原作は、このやり方でなければ映像化できなかったろう。なにしろ原作にある要素を全部ぶち込んだのだ。すんごいスピードで)
など、大好きな作品も多い。反戦への強い思いも頼もしかった。
でも、わたしはちょっと苦手な人でもあったの。どこか、いつも教え諭されているような気分になりませんでした?
うーん、このあたりは説明がむずかしい。ただ苦手な人、という形容しかできない感じ。もちろん、彼の死はとても哀しいけれども。
画像は、彼が業界人そのものであった頃。キレッキレだった彼のことは忘れないでいよう。予告された死ではあったけれども、やはり哀しい。
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