その14「心聴る(きこえる)」はこちら。
オープニングから古田敦也登場。アースリーズの元エース、柳沢(田辺誠一)の球を受けている。かつては光り輝いていた彼は戦力外勧告を受け、練習パートナーとして古田を雇って復活をめざしていた。物理学者、湯川の協力を得て。
柳沢は妻と別居中で、実家で仮眠していた彼女は物置に保管していたストーブが出火したために一酸化炭素中毒で死亡する。はたして、遠隔操作でストーブに点火することはできるのか……
「あなたのスライダーがプロで通用しなくなった原因を物理学的に検証しましょう」
湯川に気を使った表現を期待するほうが無理。しかし、物理学的に復活しているはずのボールは、物理学とは遠い“メンタル”が理由で“冴えない”。そのため、心ならずも(かどうかはうかがい知れないが)湯川は柳沢の妻の不倫疑惑に挑むことになる。
「物理学者に、不倫相手を見つけ出すことなんてできるの?」
できますよ岸谷刑事。これ、ドラマですから。実は今回はオー・ヘンリーの短編のようなお話なのでした。タイトルをつけるとすれば「愚者の贈り物」。やっぱり時計がキーポイント。
せっかく古田まで起用したのだから、柳沢の役も現役の投手を抜擢する手はなかったか。無理か。古畑任三郎のイチローのような演技レベルの選手、そうはいないもんな。
柳沢夫人を演じたのは青森放送のアナウンサーだった中田有紀。とても魅力的です。青森つながりなのかアジアン・カンフー・ジェネレーションのベーシストと結婚しているんですって。ラルク・アン・シエルのhydeと大石恵のパターンですか。ちなみに、あの二人が初対面だった「うたばん」をわたし見てます。すいませんよけいな情報でした。
あ、それから東京都では賃貸住宅では石油ストーブの使用は禁じられているそうです。有益な情報でした。
その16「念波る」につづく。
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