PART2「わたしが忖度します」はこちら。
「お前だけだよ、来てずっと話してくれるのは。俺嫌われてるのかな」
先日亡くなった野村克也氏が阪神監督で、訪れた評論家時代の落合博満に向かって。まあ他の野球評論家の気持ちもわかります(笑)。そのとき、野村は練習も見ずにサブグラウンドで落合と1時間も2時間も野球談義をしていたそうだ。おそらくは、史上最高レベルの野球理論がここで開陳されていたはず。こんな話だったらしい。
「おれ、まっすぐしか待ちません」と落合。
「変化球が来たらどうするんや」
「変化球は真っ直ぐよりボールが遅いんで、何とか対応できるように工夫して打ちます」
「お前やっぱりある意味天才やな。俺らみたいな凡人にはわからん」
野球素人にはもっとわかりません。三冠王ふたりの、野球愛だけは伝わる。
PART4「お楽しみはこれからも」につづく。
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