お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

お見舞いの言葉

2007年06月02日 | 仏教
 先日31日は、浄土真宗本願寺派 佐賀教区の合同総会でした。
 合同総会とは、「総代会」「仏教婦人会」「仏教壮年会」「門徒推進員会」「寺族婦人会」の各団体の総会をそれぞれ別室で行い、それぞれの総会終了後、一同、大ホールに会して、講師の講演を聞く・・・毎年この時期に行われている教区の行事です。

 ご参考までに・・・「門徒推進員」とは、組の「連続研修会」通称「連研」と言う勉強会の受講修了者で本山で(京都)の研修も受講された、門徒のリーダー的方々のことです。
 「寺族(じぞく)婦人会」とは、住職家族の女性の会のこと。主に坊守たちの会のことです。

 ウチの寺からも「総代会」に責任役員のM・M氏、「壮年会」に会長のS・H氏、「門徒推進員会」には、M・Yさんにご出席いただきました。 

 私は、今年の総会はパスして、「佐賀伝道懇話会」(佐賀教区の一部ご住職を中心とした任意団体で、毎月勉強会を開かれ、本の出版や講演会開催など活動されている)の講座に行きました。

 テーマは「現代人の苦悩に私たちは、どう応えるべきかーー生老病死の現場と私たちの伝道ーー」
 ご講師は、能登のS・Z先生でした。

  教団の布教は、現代社会の現場からかけ離れて、50年は遅れているのではないか。
  僧侶側がペラペラしゃべる前に、まず、傾聴、相手への共感から始めること。

などのお話を聞いてきました。

 その中でも仰っていましたが、
 例えば、末期ガンの患者さんを見舞う時の言葉。何と声をかけたらいいのか、見舞う側も、躊躇しますよね。
 だから、つい励ましているつもりで「頑張って」とか、言ってしまいがちですが・・・

 末期の患者さんに「頑張って」ほど酷な言葉はない。 ということです。
 患者さんご本人は、もう充分頑張っておられるからです。

 ビハーラの講演でも同じことを聞いたことがあります。
 ある大病をされた方が、「口先の同情や激励の言葉は虚しくひびいた。見舞客の中で、一番うれしく心にしみたのは、穏やかに、黙って、そばにいてくれた方だった」
 

 
コメント
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