お寺のオバサンのひとりごと

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阿弥陀仏って? その2

2007年06月15日 | 仏教
 昨日に続き、阿弥陀さまの ご紹介。 ちょっと退屈かもしれませんが、お付き合いください。

 昨日同様、上山大峻先生 著 「仏教を読む」 本願寺出版社 に従ってのご紹介です。

 阿弥陀仏(仏=如来) の名前の由来は、

  p72 「真如」が 「迷妄の闇 を破る 限りない智慧 の性格 (光明無量)」と「迷いの人々を 悟り に導こうとする 永遠なる慈悲の性格 (寿命無量)」を内容としているところから、その特性を 言葉に表現して 光明と寿命の無量(amita)の仏、阿弥陀仏と名づけられています。

「私」1人ひとり の「真理に暗い心の闇に」サーと差し込む 仏の智慧の光 が 無量(はかりしれない)ということです。

「真理に暗い」ことにすら気づいていない「私」 を悟りに導いて、「本当の幸せに気づかせよう」、「本当の心のやすらぎに気づかせよう」と はたらく 仏の慈悲 が 無量(はかりしれない)ということです。

  p72 「この仏は、迷いの私たちを あくまでも 悟りの世界に導くことを願い、その目的の実現のために 存在するものです。」


 だから・・・「私は賢い!人生に迷いはない!」
「そんなの所詮、人間の作り事」
「私は、別に『悟りたい』なんて思ってないし・・・現実世界に何の役に立つの?」
「自分の運気の方が気になる」
というお方には、縁なく、キャッチできない存在なのであります。 

 でも、そういう そっぽをむいている私たちを、とりわけ心配しておられるのも、阿弥陀仏であります。


  
 
コメント
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