浄土真宗の法要、仏事は全て仏さまのお徳を讃え、感謝するとともに、私自身が仏法に遇う縁です。
従って、お盆もお盆という季節に仏事をお勤めするということで、
世間一般でよく言われる
「お盆の期間に先に亡くなられた方々の霊が帰って来られる」とは考えません。
なぜなら、先に亡くなられた方々は仏さま(「霊」ではない)であって、お盆の期間に限らず、いつでもどこでも、私を心配し、私とご一緒だからです。
真宗のお盆は(も)仏徳讃嘆。
今は仏さまと成って、いつも私を願ってくださっているご先祖(先にお浄土に往生された方々)に感謝し、仏さまに私自身を問うお盆でありたいと思います。
決して「慰霊」ではありません。「慰霊」は不遜な考え方です。
心配され、慰められ願われているのは私のほうです。