写真は先日の花展、師匠の作品です。
さて、地方によって、同じ真宗でも葬儀の慣習が異なると思います。佐賀では、葬儀後に火葬された場合は火葬場から、葬儀前に火葬された場合は、葬儀後にお骨を抱いて、遺族、親族がお寺にお参りされる「三日参り」があります。
当寺の場合は、ご一緒に「正信偈」をお勤めして、ご法話、御文章拝読、その後は、門徒会館座敷でお茶を飲みながら、ご遺族と初七日から七日ごと、七七日(四十九日・満中陰)の日時を決めます。
先日のTさんのご葬儀はお通夜は住職、翌日午前中の葬儀は
前住職、そして、三日参りは私が勤めさせていただきました。
三日参りにお参りくださった時間はちょうど坊守もPTAで出ていて、私1人でお勤め、法話、お茶出ししていたので、Tさんご遺族が見かねてお茶出し、片付けまでお手伝いくださり恐縮でした。ご葬儀でお疲れのところをありがとうございました。
私は久しぶりの法務でした。
悲しみの中、心身の疲労の中、お寺までお運びいただいたご遺族、ご親族に、短い時間でどれくらいお伝えできたのか、いつも反省です。
特に、普段お寺に墓参り以外足を運ばれることのない若い方々にとって、身近な家族の往生を通して、仏教をご自身
のことと、受けとめてくださるきっかけになり得るのかと。