三日参り

　皆さん、昨夜の「佐賀のがばいばあちゃん」ご覧になりましたか
　
　モロ佐賀弁でしたが、佐賀県外の方、お分かりになられたでしょうか？　特に警察官の佐賀弁・・・関東在住の長女が「うける・・・」と笑ってわざわざ電話してきたくらい自然な佐賀弁。

　佐賀の人って、本当にやさしい人が多いのですよ。
　自然と共に生きているから？仏教の教えが根付いているから？

　さて、今までお付き合いはなかった方ですが、ご門徒さんのご親戚の方がお正月亡くなられて、きょうご葬儀でした。今回は住職がおつとめさせていただくことができました。

　佐賀では葬儀の後、火葬を済ませたら、火葬場から檀家寺にお骨を抱いて直行、お礼のお参りに行く「三日参り」と称する参詣があります。

　そもそもお寺に疎いのに、お寺に嫁に来てしまった私ので、浄土真宗でも他県のこと、或いは同じ佐賀県でも他宗派の習わしがよくわかりません。
　少なくとも実家の直方では「三日参り」あるいは、そのような主旨の参詣を聞いたことがないのですが・・・佐賀独特の葬儀後の儀礼なんでしょうか

　きょうの三日参りは、私が勤めさせていただきます。
　ご遺族、ご親戚の方々とご一緒にお経をあげて、その後ご法話させていただきます。
　皆さん心身疲労困憊されているところで申し訳ないのですが、こういう場でないと、普段お寺に来られない・仏教に無関心の若い方々も多いため、つい、力が入って話が浄土真宗の説明調になってしまいます。

　短時間に、心に響く言葉で仏法のさわりをお伝えする・・・これは、難しいです。でも、私が仏教に　はまっている熱意だけは、お伝えしたいと思っています。