お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

太平洋戦争で

2012年07月09日 | 本紹介
 推理小説(海堂尊さんや東野圭吾さんのは、だいたい全部)や科学雑学の本(私でも理解できる本に限る)は、よく読む私ですが・・・

 最近、遅ればせながら拝読したのが

 百田尚樹さんの「永遠の0

 現代に生きる20代の孫たちが、零戦パイロットで、終戦直前に、特攻で戦死した祖父(享年26才)の人生を尋ねる物語です。

 泣きました。だいぶティッシュが減りました。

 先日、鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館でも思いました。

 こんなに惨いことが、現実にあり、その方々の犠牲の上に、今、私が、のほほんと生きていることを・・・
 自分をかえりみて、申し訳ない気分になりました。

 戦争を知らない戦後生まれが、高齢者になりつつあります。
 決して、忘れてはいけない大切なことです。

 
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4 コメント

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Unknown (案山子)
2012-07-10 18:09:30
ご紹介の本、未読です。早く読みたいものです。

あの時代、小学生にも 国を愛し 戦争の大義を信じ 大義に殉ずることが 生きる意味であると教えられていました。
葛藤を抱えながら、国のため、大切な人のため、大義のため・・・と、自らに言い聞かせ散華していった数え切れない生命、
抱いていた思いは、知覧に残る特攻隊員の遺書 や 出陣学徒の手記「きけわだつみのこえ」にあるとおりです。

今、
戦争も その中に在った人々の心も 殆ど風化し 忘れ去られているようです。
後を信じ この国のため散っていった人達の思い と 今のこの国の状況との乖離に 言葉を失います。
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子孫たち (法専寺)
2012-07-10 21:50:23
案山子さん

乖離…
本当におっしゃる通りです。日本はどうなってゆくのか、一国民として責任を感じます。
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先程、読了しました (案山子)
2012-07-29 17:46:53
極限の状況の中、凛として人間の尊厳と愛を貫いた男・・・・。

これほどの感動を覚えたことは、久しく有りませんでした。
良い書籍のご紹介、有難うございました。
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Unknown (法専寺)
2012-07-30 13:40:42
案山子さん

ごていねいにありがとうございます。

あまりに恵まれた今の生活を「当たり前」「まだ足りない」と思っている若い世代の方々にぜひ一読いただきたいと思います。
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